2008年10月08日 08時00分 UPDATE
特集/連載

仮想化環境の運用に欠かせないスナップショットVMware環境で仮想マシンのスナップショットを活用する

仮想マシンのスナップショットは有益なツールだが、特徴や仕組みを理解しないまま利用すると、ディスク容量の問題や仮想マシンの不調につながる恐れがある。

[Hannah Drake,TechTarget]

 仮想マシン(VM)のスナップショットは、IT管理者にとって有益なツールだ。復元ポイントを提供してくれるため、例えばパッチ適用やアップグレードが失敗した場合のダメージを最小限に抑えるのに役立つ。しかし、特徴や仕組みを理解しないままスナップショットを利用すると、ディスク容量の問題やVMの不調につながる恐れがある。本稿では、スナップショットを効果的に活用する方法を紹介しよう。

スナップショットの基本

 スナップショットは、特定時点におけるVMディスクファイルをコピーしたもので、Windowsの復元ポイントによく似ている。スナップショットを作成すると、元のVMディスクファイルへの書き込みができなくなり、すべての新しい書き込みがVMのスナップショット版に対して行われることにより、元のVMディスクファイルが保持される。

 スナップショットは、元のVMディスクフォーマット(VMDK:Virtual Machine Disk Format)ファイルよりも決して大きくならない。VMのスナップショットが既に存在する場合に新しいスナップショットを作成すると、古いスナップショットは読み取り専用になる。そのVMに適用した変更(アップグレードや修正など)を確定してよいと考えたら、スナップショットを削除し、スナップショットのデータを元のVMDKファイルにコミットできる。スナップショットをコミットすると、VMをそのVMDKファイルの内容より古い時点の状態には戻せなくなる。

 スナップショットファイルにはさまざまな種類があり、それらをすべて理解すれば、スナップショットのメカニズムを把握するのに役立つ。

各種の仮想化プラットフォームによるスナップショットの作成

 VMware ESXでスナップショットを作成する方法は2つある。VMware Infrastructure Client(VI Client)でスナップショットマネージャを使うか、コマンドラインユーティリティーのvmware-cmdを使うかだ。

 Microsoft Hyper-Vでスナップショットを作成するには、Hyper-V管理コンソールで提供されるオプションを使う。このオプションは、スナップショットを作成したいVMを右クリックすると表示される。

 今のところ、Linuxディストリビューションでは、オープンソースのCitrix XenServerスタックを使ってVMのスナップショットを作成するものはない。だが、標準的なLinuxツールを使うことでスナップショットを作成できる。

ITmedia マーケティング新着記事

news030.jpg

消費者の自由裁量所得と使途の状況――NTTコム オンライン調査
NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューションと立教大学経営学部 有馬賢治研究...

news013.jpg

B2Bマーケティングのラストワンマイル、今こそ再評価したい「電話」の価値
マーケティング全般におけるコールセンターシステムの役割を主軸に、ボイスコミュニケー...

news146.jpg

電通テック子会社の「情報銀行」サービスが始動
電通テック子会社のマイデータ・インテリジェンスは、生活者主導のパーソナルデータ管理...