2009年02月09日 09時00分 UPDATE
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NEWSインフォア、“次のタスクへナビゲート”してくれるUI機能を提供

企業システムの任意のデータリソースから利用者の役割に応じた情報を取得・集約して、単一のWeb画面上で表示・加工できる。

[翁長 潤,TechTargetジャパン]

 日本インフォア・グローバル・ソリューションズ(以下、インフォア)は2月5日、利用者の職権や担当業務の内容に応じて、企業システム内の情報をカスタマイズ表示するソフトウェア「Infor MyDay」を発表した。国内のインフォアの保守契約ユーザーに対して、2009年8月までに日本語対応版が無償提供される。同社では、SOA戦略「Infor Open SOA」コンポーネントの第一弾製品として位置付けている。

photo 米インフォアCTO
ブルース・ゴードン氏

 Infor Open SOAは、米Infor Global Solutionsが2005年から開発に着手したイベント駆動型のSOA(サービス指向アーキテクチャ)の枠組み。インフォアやほかのシステム間での連携では、XMLベースの情報統合のための標準言語「OAGIS(Open Applications Group Integration Specification)」を使用している。

 Infor Open SOAの特徴について、米インフォアのCTO(最高技術責任者)、ブルース・ゴードン氏は「大規模なカスタマイズが不要で、幅広い管理ツールも提供されている。また、最新版だけでなく既存のバージョンのシステムとの連携にも柔軟に対応できる。企業内システムやサプライチェーンを構成する取引先のシステムなど、分散した個々のシステムを共存させることが可能」と説明した。

photo Infor Open SOAの構成

 今回発表されたInfor MyDayは、同社のアプリケーションのさまざまなデータリソースから、利用者の役割ごとのリポートや主要業績評価指標(KPI)を含んだ情報を取得・集約して、単一のWeb画面に表示する。これにより、各アプリケーションへの情報検索やデータ統合などの作業が不要になるという。また、アクセスしたデータに基づいた図表を作成できるほか、表示されたデータのリソースへのドリルダウン機能によって、対象システムとの連携も可能。

photo Infor MyDayの画面《クリックで拡大》

 ゴードン氏は、Infor MyDayについて「ハイパーリンクのようなイメージで、次に行うべきタスクへと利用者をナビゲートしてくれる」と説明した。例えば、営業管理者がInfor MyDayを利用すると、発注の遅れが出ている場合は発注システムからのアラートが画面上に表示され、クリックすることで発注システムにアクセスできる。また、営業成績の情報分析や経費精算の承認作業などにも活用できるという。

photo 日本インフォア 代表取締役社長
村上 智氏

 日本インフォアの代表取締役社長、村上 智氏は「年内にInfor MyDayの国内導入80社を目指す」と語った。また、同社のメインターゲットである自動車や航空業界などがIT投資を控える傾向にあることに触れ、「経営の見える化、グローバルITガバナンス、従来とは異なる低価格のソリューションを提供することで、企業の早期における投資回収を支援したい」と説明した。

 日本インフォアは今回同時に、同社の組立生産型製造業向けERPの機能拡張版「Infor ERP LN Feature Pack5」を2009年2月27日から出荷することを発表した。

 Infor ERP LN Feature Pack5の販売価格は、1指名ユーザー当たり20万円。

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