Windows Server 2008 R2におけるDFSの強化点トラブルシューティングも容易に

Windows Server 2008 R2におけるDFSのスケーラビリティ強化機能は、多数のブランチオフィスを持つ組織にうってつけだ。

2010年05月07日 08時00分 公開
[Brien M. Posey,TechTarget]

スケーラビリティの強化

 分散ファイルシステム(DFS)は、Windows Serverの一部として長年提供されており、時間とともに成熟してきたがスケーラビリティの問題がまだ多少残っている。

 例えばDFSは大規模環境での運用に対応できるが、展開規模が拡大すると、システムの構成、管理、トラブルシューティングが急激に複雑になる。

 幸い、MicrosoftWindows Server 2008 R2(以下、R2)でこうしたスケーラビリティやトラブルシューティングの問題に対処している。

 R2におけるDFSのスケーラビリティ強化機能は、多数のブランチオフィスを持つ組織にうってつけだ。

 こうした組織はハブアンドスポークトポロジを採用していることが多い。この場合、DFSサーバが本社(ハブ)に置かれ、その内容がブランチオフィスの小規模なDFSサーバにレプリケートされる。

 このタイプのアーキテクチャの問題は、本社のDFSサーバで深刻な障害が発生した場合、すべてのブランチオフィスが影響を受ける恐れがあることだ。

 レプリケーショントポロジの構成によっては、本社で追加レプリカを作成することが1つの解決策だろうが、こうした追加レプリカからブランチオフィスに更新をプッシュできない可能性もある。

ITmedia マーケティング新着記事

news112.jpg

「インクルーシブマーケティング」実践のポイントは? ネオマーケティングが支援サービスを提供
ネオマーケティングは、インクルーシブマーケティングの実践に向けたサービスを開始した...

news135.jpg

Xが新規アカウントに課金するとユーザーはどれほど影響を受ける? そしてそれは本当にbot対策になるのか?
Xが新規利用者を対象に、課金制を導入する方針を表明した。botの排除が目的だというが、...

news095.jpg

Googleの次世代AIモデル「Gemini 1.5」を統合 コカ・コーラやロレアルにも信頼される「WPP Open」とは?
世界最大級の広告会社であるWPPはGoogle Cloudと協業を開始した。キャンペーンの最適化、...