2011年12月20日 09時00分 UPDATE
特集/連載

「NetApp Innovation 2011 Winter」リポート【後編】インフラ標準化によりプライベートクラウドを構築した日本通運の“想定外”

サイロ型で非効率なシステムが乱立していた日本通運は2009年、国内システムのインフラ標準化に着手。ストレージ多層化などを進めた結果、同社が構築したシステムは当初予想していなかった形態になった。

[翁長 潤,TechTargetジャパン]

 前回の「みずほフィナンシャルグループが目指す、ストレージの理想像とは?」に続き、2011年12月7日に開催されたネットアップのプライベートイベント「NetApp Innovation 2011 Winter」で発表された講演の内容を紹介する。今回は、国内物流事業の最大手、日本通運の事例だ。

システム全体最適化に向けてインフラの標準化に着手

photo 日本通運 常務理事 IT推進部長、野口雄志氏

 1937年に設立された日本通運は国内の従業員数3万7000人で、支店・営業所数は386拠点を持つ。また国外では37カ国に386拠点があり、近年では特にグローバル化に注力した事業を展開している。同社は、50年ほど前から全国の拠点を結ぶオンラインネットワークや在庫管理システム、顧客への情報提供などでIT化を進めてきた。

 日本通運 常務理事 IT推進部長、野口雄志氏は、自社のシステムについて「歴史が長いだけに各システムの個別最適化が進み、結果的にサイロ型で非効率なシステムが乱立していた」と説明する。そのため、同社は2009年に国内システムにおけるインフラの標準化に取り組み、2011年に新システムを稼働させた。

 野口氏は「インフラの標準化では、まずサイロ型の個別最適化から全体最適化の実現を第一に考え、インフラのアーキテクチャを標準化するという方針を打ち出した」と説明する。全体最適のポリシーを策定し、「コスト削減」「システムの安定化の強化」「柔軟性の強化」の3つの価値を追及したという。

この記事を読んだ人にお薦めの関連記事

注目テーマ

ITmedia マーケティング新着記事

news122.jpg

人工知能「Adobe Sensei」はCMSをどう変えるのか?
アドビ システムズが2018年4月に提供開始する「Adobe Experience Manager」最新版の特徴...

news102.jpg

MarketoがSlackと連携、リード関連情報のリアルタイム通知が可能に
Marketoは、Slackとの連携を発表した。顧客エンゲージメントに関するリアルタイム通知を...

news093.png

ブレインパッド、広告運用レポートの自動作成と実績予測シミュレーションが可能な「AdNote」を提供
ブレインパッドは、インターネット広告運用支援ツール「AdNote」の提供を開始した。