2012年04月04日 09時00分 UPDATE
特集/連載

DWH製品紹介:サイベースSybase IQ導入企業がDWH環境を段階的に拡大させていくわけ

カラムインデックス機能でデータ量の圧縮と超高速検索を両立する「Sybase IQ」。ユーザー企業がアプライアンスでなくソフトウェアソリューションのSybase IQを選ぶ理由とは。

[吉村哲樹]

カラムインデックスデータベースの先駆け的存在「Sybase IQ」

 現在、データウェアハウス(DWH)の世界ではアプライアンス製品が脚光を浴びているが(関連記事:ビッグデータ対応のために進化するDWHアプライアンス)、そんな中ソフトウェアソリューションを貫いて独自路線を歩むベンダーがいる。その1社がサイベースだ。言わずと知れた同社のデータベースソフトウェア「Sybase IQ」は、数あるDWH製品の中でも最も古い歴史を持つものの1つであり、既に世界中で数多くの導入実績を持つ。着実に機能のアップデートを重ねており、2011年7月には「Sybase IQ 15.3」をリリース。2012年4月には最新のバージョンの「Sybase IQ 15.4」がリリースされる予定である。

 Sybase IQの最大の特徴は、何と言っても「カラムインデックス機能」だろう。今でこそ、カラムストアやフルインデックスの機能を持つデータベース製品は他にも幾つか存在するが、つい最近まではこうした機能を備える商用データベースソフトウェアは、Sybase IQがほぼ唯一の存在だったのだ。サイベース日本法人で代表取締役社長を務める早川典之氏は、次のように述べる。

 「最近でこそ、カラムインデックス機能を備えた類似のDWHエンジンが幾つか出てきたが、われわれは既に10年以上もこの技術に取り組んでいる。この実績は業界で突出していると自負している」

画像 早川典之氏

 ちなみにカラムインデックスとは、テーブルを行単位でデータにアクセスする一般的なRDBMSとは異なり、列(カラム)単位でデータにアクセスする方式のことだ。DWHでは一般的に、レコードの特定列のデータに対するアクセスが大量発生するため、行単位のアクセスに比べて列単位のアクセス方式はディスクI/Oを大幅に減らすことができ、パフォーマンス上有利になるのだ。さらに、カラムのデータは全てインデックスとして保存されるため、より一層パフォーマンス面で有利になる他、インデックスチューニングも不要になるという運用上のメリットも存在する。

 Sybase IQはこれに加えて、データを圧縮・加工し、コンパクトにして保管する機能を持つ。これにより、さらにディスクI/Oを減らせるとともに、データベースのサイズをコンパクトに収め、運用コストを低減する効果もあるという。

画像 Sybase IQはデータ量の圧縮と超高速検索を両立するカラムインデックスデータベースだ

この記事を読んだ人にお薦めのホワイトペーパー

この記事を読んだ人にお薦めの関連記事

Loading

注目テーマ

ITmedia マーケティング新着記事

news016.jpg

「LINE」「トランプ」「Instagramの新アイコン」、ソーシャル好き過ぎる人たちの傾向
その情報、信じて大丈夫? 「LINE」や「Facebook」「Twitter」が生活インフラとして定着...

news022.jpg

Facebookの成長に日本市場が果たす役割――フェイスブックジャパン代表取締役 長谷川 晋氏が語る
フェイスブック ジャパンは2017年2月15日、同社の東京オフィスにおいて、プレス向け説明...

news076.jpg

Webインテグレーション市場は2020年度がピーク?――AIによる工数削減で以後は成長鈍化の可能性も
ミック経済研究所は、Webインテグレーション市場とネット広告のアドテクノロジープラット...