2012年08月29日 08時00分 UPDATE
特集/連載

米TechTarget調査から見える仮想化の最新動向【前編】VMwareはなぜ選ばれるのか? 仮想化上位3製品の動向をひも解く

多数の仮想化ベンダーがひしめきあう中、今日のハイパーバイザー市場における主要プレーヤー3社を確認するとともに、自社のインフラに最適な製品を選択をする上での基準を示す。

[Stephen J. Bigelow,TechTarget]

 多数の仮想化ベンダーと仮想化製品がひしめきあい、企業買収も盛んに行われる中、今日のハイパーバイザー市場の状況を把握するのは容易なことではない。ほんの数年前までは、仮想化というコンセプト自体が「興味深い技術」という程度にしか考えられていなかったが、米TechTargetの最近の調査では、現在、何らかの形で仮想化を導入している企業は少なくとも60%に上ることが分かった(TechTargetジャパンの調査:今後導入したいハイパーバイザー、Hyper-Vが伸びXenServerは横ばい)。

 本稿では、今日のハイパーバイザー市場における主要プレーヤーを確認するとともに、自社のインフラに最適な選択をする上での基準を示す。

仮想化ベンダー各社の特徴

 ハイパーバイザー市場の現状を把握するには、まずどんなプレーヤーが存在し、市場全体に対する各社のシェアがどの程度であるのかを知る必要がある。サーバ仮想化分野の最大手3社は米VMware、米Microsoftそして米Citrix Systemsで、それぞれが提供するVMware vSphere、Hyper-VおよびXenServerが市場の上位3製品にランクされている。

 米TechTargetが2011年に実施した調査によると、これらの仮想化ベンダーの「ビッグスリー」で仮想化市場の80%以上のシェアを占めている。この中で文句なしにリーダーと見なされているのがVMwareであり、調査の結果でも、同社のハイパーバイザーの主要バージョンで70%以上の市場シェアを確保していることが示された。

 この他の仮想化ベンダーとしては、米Oracle米Red Hat米Hewlett-Packard(HP)などが存在し、各社のハイパーバイザーも選択候補となり得る。しかしこれらのハイパーバイザーを全部合わせても、市場全体に占めるシェアはごくわずかである。企業のデータセンターがビッグスリー以外のベンダーのハイパーバイザーを選ぶのは、ほとんどの場合、特定のサーバやOSを使用しているために互換性とサポートを確保する必要があるというのが理由だ。

ハイパーバイザーの種類:目的は同じでも異なる手段

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