LinuxカーネルのXenサポートで、Xenのシェアは広がるかオープンソースにおける仮想化勢力の変遷

LinuxカーネルでようやくXenがフルサポートされることになった。一方Red Hatは、Red Hat Enterprise Linuxの最新リリースで、Xenに変えてKVMを採用している。今後Xenのシェアはどう変わるのか。

2011年09月29日 09時00分 公開
[Sander van Vugt,TechTarget]

 LinuxカーネルでようやくオープンソースのハイパーバイザーXenがフルサポートされることになった(参考:LinuxカーネルがXenをフルサポートへ──「少な過ぎ、遅過ぎ」の感も)。これによってオープンソースの仮想化の勢力図はどのように変わるのだろうか?

 5年前、オープンソースのXenは、仮想化における次の目玉だった。無償でオープンなXenは、VMware ESX/ESXiからかなりの市場シェアを奪うものと目されていた。しかし、それが現実となることはなかった。原因の1つは、XenがLinuxカーネルに組み込まれていなかったことだ。その障害は取り除かれたが、KVM(Kernel-based Virtual Machine)の出現により、依然としてXenの行く手は険しい。

ITmedia マーケティング新着記事

news061.png

高齢男性はレジ待ちが苦手、女性は待たないためにアプリを活用――アイリッジ調査
実店舗を持つ企業が「アプリでどのようなユーザー体験を提供すべきか」を考えるヒントが...

news193.jpg

IASがブランドセーフティーの計測を拡張 誤報に関するレポートを追加
IASは、ブランドセーフティーと適合性の計測ソリューションを拡張し、誤報とともに広告が...

news047.png

【Googleが公式見解を発表】中古ドメインを絶対に使ってはいけない理由とは?
Googleが中古ドメインの不正利用を禁止を公式に発表しました。その理由や今後の対応につ...