Webブラウザを今乗り換える理由とは
頑固な「IE」派も寝返る「Chrome」「Firefox」の実力
「Chrome」や「Mozilla Firefox」などのWebブラウザは「Internet Explorer」(IE)を脅かす存在になっている。IEユーザーは乗り換えを検討すべきだろうか?
米Microsoftの「Internet Explorer」(IE)はWebが誕生した間もないころからデスクトップPCとノートPCでデフォルトのブラウザとして活躍してきた。「Windows 」にバンドルされており、基本的に無償で提供されている。Microsoftが提供する標準ブラウザのIEを米Googleの「Chrome」や米Mozilla Foundationsの「Mozilla Firefox」など別のブラウザに切り替える必要はあるのだろうか。
実は、ブラウザの切り替えには、もっともな理由が幾つかある。
ユーザーに選択権を
個人的には、ChromeやFirefoxなどのWebブラウザはIEと同じレベルで標準的なビジネスニーズを満たすことが可能だと考えている。筆者は2006年以降、Windows搭載PCを使用したことがない。Windows搭載PCを使用していたのは大企業で働いていたからにすぎない。
ソフトウェアが安定していて高速であれば、ユーザーは利用する。幾つかのベンチマークテストの結果によると、ChromeとFirefoxは全ての点においてIEと同じ速さを備えている。
これらのブラウザは無償で利用できる。そのため、企業にとっては試しやすい。どちらも好みでない場合は、IEを使い続ければよい。ユーザーには複数のブラウザを選んだり使ったりする権利がある。
IEと異なり、最新バージョンのChromeやFirefoxを実行するためだけに面倒な更新プログラムのインストールやアップグレードを行う必要はない。更新を希望すれば、ブラウザは自動的に更新される。
全ての環境で使用できるブラウザ
ChromeとFirefoxを使用する大きなメリットは、デバイスを選ばないことだ。どちらも米Appleの「Mac」「Linux」、Googleの「Android」を搭載したデバイスで実行できる。もちろんWindows搭載PCでも実行可能だ。確かに実行するプラットフォームによって多少の違いはある。だが、外観と操作性は一貫している。
運用の観点では、複数のプラットフォームで同じブラウザを実行できることは大きなプラス要素だ。多少の違いはあるかもしれないが、構成、拡張機能、プラグインには高い類似性が見られる。また、社内で使用しているブラウザが1種類であれば、用意するセットアップとユーザーガイドは1つだけでよい。
ChromeとFirefoxは定期的にアップグレードされている。機能が拡張され、操作の合理化が図られ、最新のセキュリティ手法が導入されている。
生産性をさらに向上
デスクトップの仮想化とクラウドコンピューティングにより、ここ数年、企業におけるWebの使用状況は大幅に増加している。仕事で1日中インターネットを使用している。また、帰宅後もインターネットを使用している。異なるのは各自が所有しているハードウェアとソフトウェアを使用している点だけだ。自宅で「Facbook」「LinkedIn」、メールをチェックしたり、業務の一環として「Twitter」に情報を投稿しなければならない人もいるだろう。
ChromeとFirefoxは無料でWebからダウンロードできる。ノートPCとインターネット接続さえあれば、会社のIT部門のサポートがなくてもインストール可能だ。個人所有のデバイスに無料のブラウザをインストールすることに抵抗がなければ、ぜひインストールすることをお勧めする。そうすれば、自分の時間を使って習得したスキルを仕事に生かして生産性を上げることができる。だが、IT管理者は、アプリケーションの互換性とセキュリティを確認すべきだろう。
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