安全なWebブラウザを選ぶことは簡単ではないが、バグが修正されるまでの時間は1つの目安になる。IE、Chrome、Firefoxへの評価は?
前編「IEが『最も危険なWebブラウザ』と思われている理由」に続き、後編では「Internet Explorer」(IE)以外のWebブラウザの状況と、ブラウザを選ぶ際のポイントについて解説する。
脆弱性管理サービスを提供する米Qualysの最高技術責任者(CTO)、ウォルフガング・カンデック氏と、独立系セキュリティ調査企業である米NSS Labsの調査ディレクター、ランディ・エイブラムス氏は、最近のゼロデイ脆弱性の相次ぐ発覚は必ずしもIEの根本的な脆弱性を示唆するものではないとの考えだ。一方、ブラウザを1種類に絞らなければならない企業IT部門は依然として、「どのブラウザがユーザーに最善のセキュリティを提供するか」という疑問に答えを出せずにいる。
カンデック氏によれば、企業がブラウザを選ぶ際には、幾つか考慮すべき要因があるという。その1つは、最も多く使われている3つのブラウザ(IE、「Google Chrome」「Mozilla Firefox」)は更新のスケジュールが大きく異なる点だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
世界のモバイルアプリ市場はこう変わる 2025年における5つの予測
生成AIをはじめとする技術革新やプライバシー保護の潮流はモバイルアプリ市場に大きな変...
営業との連携、マーケティング職の64.6%が「課題あり」と回答 何が不満なのか?
ワンマーケティングがB2B企業の営業およびマーケティング職のビジネスパーソン500人を対...
D2C事業の約7割が失敗する理由 成功企業との差はどこに?
クニエがD2C事業の従事者を対象に実施した調査の結果によると、D2C事業が成功した企業は...