“セキュリティ製品多すぎ問題”を一掃する「UTMアプライアンス」の実力マルウェア対策もIPSも1台で

統合脅威管理(UTM)アプライアンスを利用すれば、さまざまなセキュリティ製品の機能を1台で利用でき、管理も容易になる。UTMアプライアンスの機能と、具体的なメリットを紹介する。

2015年05月27日 12時00分 公開
[Ed TittelTechTarget]

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画像 米FortinetのUTMアプライアンス「FortiGate」(出典:米Fortinetの製品紹介ページ)《クリックで拡大》

 統合脅威管理(UTM)システムは、幾つかのセキュリティテクノロジーを組み合わせたネットワークハードウェアアプライアンスや仮想アプライアンス、クラウドサービスの1種である。一般的に搭載されているテクノロジーは、ファイアウォールや侵入防止システム(IPS)、マルウェア対策、VPN、Web/コンテンツフィルタリングだ。

 UTMに関しては、仮想アプライアンスとクラウドサービスの人気が高まっている。どちらもオンプレミスにアプライアンスを用意する必要がないにもかかわらず、一元管理可能で使いやすいからだ。とはいえ、そのベースとなるのはUTMアプライアンスであり、UTMアプライアンスに関する理解を深めることは、製品選定に当たって大いに役立つ。そのため本稿では、UTMアプライアンスに重点を置いて説明する。

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統合脅威管理(UTM)市場が活況を呈している。市場規模は既に10億ドルの大台を突破し、今後も成長が続く見通しだ。背景には、マネージドサービスの普及やコスト意識の高まりがある。


「UTMアプライアンス」とは何か

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