検出、検査、負荷分散
「Kubernetes」の可用性を高める3つのコンポーネント
サービスレジストリがマイクロサービスの世界でシームレスに機能するには、微調整や再設計が必要だ。本稿ではサービスレジストリを適切に管理する方法と、「Kubernetes」の可用性を高める3つ機能を説明する。
サービスレジストリは、ネットワーク上のクライアントとサーバの中間に位置し、双方へのアクセスを制御する。サービスレジストリは、アプリケーションスタックで重要な役割を果たし、エンドユーザーの操作性に大きな影響を与える。マイクロサービスの使用が増加し、相互通信するサービスが急増しているため、サービスレジストリが果たす役割がますます重要になる。
サービスレジストリがマイクロサービスの世界でシームレスに機能するには、微調整や再設計が必要だ。さらに重要なのは、古いモデルとは異なるガバナンスが必要になることだ。本稿ではサービスレジストリを適切に管理する方法と、Googleのコンテナオーケストレーションツール「Kubernetes」などの最新プラットフォームがこうした管理に適している理由を説明する。
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「Kubernetes」を解説
「Kubernetes」事例
成功するマイクロサービスとは
動的にサービスを検出するKubernetes
マイクロサービスのアーキテクチャでは、コンテナは短期間しか存続しない。コンテナは古くなるか破損すると機能が停止し、自動的に新しいコンテナに引き継がれる。これにより、コンテナで実行されるサービスの高可用性が維持される。
Kubernetesは、Kubernetes用語でいうコンテナ(ポッド)の各グループに自動的にIPアドレスを割り当てる。コンテナやポッドが新しく置き換えられるときは、自動的に新しいIPアドレスが割り当てられ、そのアドレスで登録される。システムは常にIPアドレスの変化を認識するため、Kubernetesによるサービスの検出は動的に行われ、マイクロサービス規模で適切に機能する。KubernetesはSkyDNSを使用して、IPアドレスに従って要求をサービスにマッピングする。
サービスを検査するkubelet
各サービスは、相互に脆弱性を広めたり、リソースを使い尽くしたりすることで、互いに影響を及ぼす可能性がある。そのため正常なサービスのみをシステムで実行することが重要になる。正常ではないサービスは停止するか置き換える必要がある。
Kubernetesでこうしたプロセスを担うのがkubeletだ。kubeletはkubernetesシステムの主要コンポーネントで、ポッド内のコンテナが正常であることを確認するために、各ポッドを検査する。
要求を負荷分散するkube-proxy
アプリケーションで、Web規模のトラフィックが発生したときは、要求を複数のサービスに均等にルーティングする方法が必要になる。負荷分散をするには、サービスを検出する必要がある。1つのインスタンスを対象とするトラフィックは、同じサービスを提供する他のインスタンスに分散されるようにする。Kubernetesでこうした負荷分散を担うのがkube-proxyだ。
Kubernetesはサービスの検出、検査、負荷分散を組み合わせることで、最新のマイクロサービスアプリケーションに対する優れたガバナンスモデルの構成要素が手に入る。これら3つの要素の組み合わせにより、数百万ものコンテナを実行できる可能性がある。このようなサービスガバナンスの原理を他のアプリケーションにも応用して、運用規模とは無関係に、サービスのガバナンス方法を向上することができる。
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