3D XPointだけじゃない NANDやDRAMに代わる新たなメモリテクノロジーNANDフラッシュの世代交代はいつ?(1/2 ページ)

NANDフラッシュはメモリ市場で優位に立っている。だが、コストとスケーリングの限界により、徐々にIntelの「3D XPoint」などの新たなテクノロジーにその立場を明け渡すことになるだろう。

2018年11月09日 05時00分 公開
[Jim HandyTechTarget]
画像 新たなメモリ技術は「世代交代」を実現するか

 1988年にIntelが初のNORチップをリリースするとすぐにフラッシュメモリが勢いを増した。NORは、NORが登場した3年後にはNANDフラッシュへとの道を切り開くことになる。NANDの導入は半導体技術の中でも最も早く採用され、10年という短期間で18億ドル市場から180億ドル市場へと急成長している。NANDテクノロジーは、2017年までに500億ドルの売り上げを誇る。これは1990年代の半導体市場規模に匹敵する。

 だが、変化が起きている。業界では、新たなメモリテクノロジーが幾つか開発されており、これらがNANDに取って代わる可能性がある。

ハードウェアの限界に直面するNANDフラッシュ

       1|2 次のページへ

ITmedia マーケティング新着記事

news193.jpg

IASがブランドセーフティーの計測を拡張 誤報に関するレポートを追加
IASは、ブランドセーフティーと適合性の計測ソリューションを拡張し、誤報とともに広告が...

news047.png

【Googleが公式見解を発表】中古ドメインを絶対に使ってはいけない理由とは?
Googleが中古ドメインの不正利用を禁止を公式に発表しました。その理由や今後の対応につ...

news115.jpg

「TikTok禁止法案」に米大統領が署名 気になるこれからにまつわる5つの疑問
米連邦上院が、安全保障上の理由からTikTokの米国事業の売却を要求する法案を可決し、バ...