アプリ統合を楽にする「iPaaS」、主要ベンダーの特徴と製品選びのポイントは?これから必要な統合運用管理の方法

ハイブリッドクラウドのアーキテクチャが広がるのに伴い、アプリケーションやデータの統合に有用な製品へのニーズが高まっている。iPaaSがその助けになる可能性がある。

2019年01月29日 05時00分 公開
[Kenneth MilbergTechTarget]
画像

 アプリケーションがオンプレミスとクラウドにまたがる複雑なシステム環境の導入が進む中、一部の企業はシステム環境の複雑さを緩和するためにiPaaS(integration Platform as a Service:インテグレーションPaaS)製品を検討している。

 iPaaS製品は、データマッピング機能や構成済みのコネクターなどから成る、クラウド型のツールを集めたスイート製品の総称だ。企業はiPaaS製品によってフローを統合し、アプリケーションをクラウドやオンプレミスのどこで利用しているかを意識しなくてもよい環境を構築できる。iPaaSの最大のユーザーは、ハイブリッド化した複雑な環境においてアプリケーションを統合する必要がある大企業やB2Bのビジネスを展開する企業だ。大学もiPaaS製品の大口ユーザーになる。大学ではレガシーシステムにおいてITアーキテクチャが混在することあるためだ。

 企業はiPaaS製品の導入に踏み出す前に、それに伴う潜在的なメリットと注意点を慎重に検討することが不可欠だ。ここではiPaaS製品選びのポイントと、MuleSoft、Dell Boomi、SAPといった主要ベンダーについて紹介する。

ITmedia マーケティング新着記事

news148.png

「三菱UFJ銀行」と「メルカリ」のフィッシング詐欺が増加――BBソフトサービス調査
BBソフトサービスが、詐欺サイト専用セキュリティソフトで検知・収集したデータを基に、...

news091.jpg

AI生成コンテンツの大増殖で「ソーシャルメディア」が「ソーシャル」ではなくなる日
AIが生み出すコンテンツをAIが学習しさらなるコンテンツを生成する未来は、私たちが望む...

news083.jpg

生成AIで美容業界の未来を創造 エスティ ローダーとマイクロソフトがAIイノベーションラボを設立
両社は消費者とのつながりを強化し、より迅速かつ効果的な市場投入を実現することを目的...