組み込み型仮想化ソフトウェア「VMware ESXi 3.5」を出荷時にあらかじめ搭載したブレードサーバ「Express5800/120Bb-d6」と静音タイプの100V電源ユニットを小型ラックに収納して販売する。
NECは5月20日、VMwareの組み込み型仮想化ソフトウェア「VMware ESXi 3.5」を出荷時にあらかじめ搭載したブレードサーバ「Express5800/120Bb-d6」の販売を開始した。同時に、2Wayラックマウントサーバ「Express5800/120Rj-2」のVMware ESXi 3.5標準搭載モデルも販売開始した。
Express5800/120Bb-d6は、インテル バーチャライゼーション・テクノロジーを実装するCPU「クアッドコア Xeonプロセッサ」およびメモリを最大48Gバイト搭載可能なHDDレス設計のブレードサーバ。VMware ESXi 3.5が本体内蔵のUSBフラッシュメモリに組み込まれており、導入後すぐに仮想化環境を利用できる。
また、同時に小型のブレードサーバ収納ユニット「SIGMABLADE-M」に搭載可能な可変速制御機能を備えた新静音電源ユニットの販売を開始。従来比約20%の静音化を実現するとともに100V電源にも対応した。さらに、19インチ13Uラックにブレードサーバ、無停電電源装置、ディスプレー/キーボードなどを収納できるようにすることで、設置スペースに余裕のない中堅・中小企業でも導入しやすくなっている。
各製品の価格と出荷時期は以下の通り。
製品名 | 価格(税抜き) | 出荷時期 |
---|---|---|
Express5800/120Bb-d6 | 33万7000円から | 5月20日 |
SIGMABLADE-M用電源ユニット | 9万5000円から | 5月20日 |
VMware ESXi 3.5ベースキット (Express5800/120Bb-d6用) |
9万円から | 5月26日 |
Express5800/120Rj-2 | 45万5000円から | 5月26日 |
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
IT業界では「仮想化」にまつわる混乱が続いており、企業は現状の仮想化環境の再考を迫られている。そこで、仮想化環境の移行先として、また、加速するビジネス環境に対応したプラットフォームとしても適した解決策を紹介する。
BroadcomによるVMwareの買収により、VMware製品のライセンス体系は大きく刷新された。永続ライセンスの廃止やエディションでの提供といった変更がある中で、自社はどのように仮想基盤を見直していけばよいのか。そのヒントを紹介する。
IT環境の多様化・複雑化に、VMware買収の話が加わって、組織のIT担当者の悩みは増える一方だ。このような状況において、管理運用の簡素化とリスクの軽減をどのように実現すればよいだろうか。
仮想化環境の移行を考える際は、「現環境と同じ機能が移行先でも利用できるのか」「ライセンス管理の負担は軽減できるのか」など、さまざまな検討事項が生じる。これらを解決し、簡単に移行を実現するための6つのステップを紹介する。
BroadcomはVMware買収後、製品ポートフォリオやライセンス体系に大きな変更を加えた。ユーザー企業はこの変化にどのように対処し、今後のIT戦略、仮想化戦略を検討、構築していけばよいか。
いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。
「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...