景気低迷下でのアウトソーシング活用の6つのコツ契約条件にも注意

出費を抑えながらITサービスプロバイダーを最大限に活用するコツとして、6つのポイントを説明する。

2008年12月05日 08時00分 公開
[Linda Tucci,TechTarget]

 調査会社Forrester Researchでソーシングとベンダー管理の動向分析を担当するポール・ローリグ氏は、世界経済の低迷を背景に、企業は一層のコスト削減を迫られていると指摘する。出費を抑えながらITサービスプロバイダーを最大限に活用するコツとして、ローリグ氏は以下の6つを挙げている。

1. ITおよびビジネス環境に即した契約を結び、管理する

 あなたが探しているのは便利屋的なプロバイダーか、リスクを共有するパートナーか。どのような契約モデルがあなたの会社のビジネス要件に最も適しているかを検討し、将来を見越したサービス条項を含むしっかりしたアウトソーシング計画を作成する。

2. 業界状況は変わることを念頭に置いて関係を構築する

 ITサービスプロバイダー業界の再編は終わっていない。これは顧客にとって必ずしも悪いことではない。買収を行う企業は通常、買収先プロバイダーの顧客をつなぎ留めようとする。そのために、契約料金の引き下げに柔軟に応じるかもしれない。それでも、ソーシング担当チームは、買収や合併、企業分割によって、業界の構図が変わり続けることを考慮に入れておかなければならない。

3. プロバイダー側の将来の変化を想定して契約を作成する

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