アプリケーションの開発と管理のインソーシングを検討しているIT部門は、業務データを社内に置く必要性を見極めるとともに、移行計画についてベンダーと率直に話し合うことが大切だ。
インソーシングとは、これまでアウトソースしていたIT業務を内製化することであり、専門家によると、この動きは増加傾向にあるという。米コンサルティング会社GartnerのITサービス&ソーシング部門で調査担当副社長を務めるデイン・アンダーソン氏によると、アプリケーション分野ではアウトソーシングが“散発的”に発生しており、これは主としてベンダーのサービスに対する不満が原因だという。
通常、こういった不満が起きる責任はベンダーだけにあるのではない。「ベンダーのスキル不足よりも、要件があいまいなことが原因であるケースが多い」とアンダーソン氏は指摘する。
また、IT部門はインソーシングへの移行の主な動機として、アプリケーションへの関与の必要性を挙げることが多い。アウトソーシングを専門とする米コンサルティング会社Alsbridgeのベン・トローブリッジCEOは「IT部門に求められるアプリケーションへの関与の密接度は、その企業のビジネスによって異なる」と語る。
IT部門は、自社のビジネスに応じてアプリケーションのアウトソーシングとインソーシングとの間で適切なバランスを見つける必要がある。アンダーソン氏とトローブリッジ氏は、これまでアウトソースしていたITアプリケーションの開発・管理業務をインソースするに当たってのアドバイスを提供している。
メディア総接触時間、「携帯電話/スマートフォン」が「テレビ」を上回り首位に
博報堂DYメディアパートナーズによる、生活者のメディア接触の現状を捉える年次調査の結...
「運用型クリエイティブ」とは何か?
マーケティング施策としてのクリエイティブ改善に取り組むべき理由とは何か。クリエイテ...
「コロナ禍が収束しても現在の生活を維持したい」 前年比5.2ポイント増加し61.5%に――博報堂調査
コロナ禍も約2年が経過し、マスク生活やテレワークなど新しい暮らしや仕事のスタイルがす...