CSEとAIR、SaaS/クラウド対応のメールアーカイブシステムを販売NEWS

複数のテナントまたはグループ企業のメールアーカイブを一元運用できるシステムとして、SaaS/ASP事業者向け、グループ企業向けの2モデルを用意。

2010年03月23日 09時00分 公開
[TechTargetジャパン]

 コンピュータシステムエンジニアリング(CSE)とエアー(AIR)は3月18日、SaaS(Software as a Service)/クラウドに対応したメールアーカイブシステム「WISE Auditマルチテナントエディション(WISE Audit MTE)」の正式販売を開始した。4月1日より順次出荷する。

 WISE Audit MTEは、複数のテナントまたはグループ企業のメールアーカイブを一元管理できるメールアーカイブシステム。SaaS/ASP事業者向け「WISE Audit MTE Aモデル」とグループ企業向け「WISE Audit MTE Gモデル」の2モデルが用意されている。

 主な特長は、(1)1システムで複数のテナントにサービスを提供できる、(2)テナント単位でマシンを増やしたり仮想化する必要がない、(3)管理者は単一のASP管理画面から各テナントの設定・保守ができる、(4)テナント単位でアーカイブ保存期間を設定できる、(5)サービス利用解約企業のメールのみをアーカイブサーバから削除できる――の5点。

画像 WISE Audit MTE Aモデルの概要

 WISE Audit MTE Aモデルでは、システムの一元管理とテナントごとの独自運用を同時に実行できる機能を提供。ASP事業者は各テナントのドメイン名やアーカイブ保存期間などの基本属性を設定するだけで、テナント各社の管理者、ポリシーなどを自由に設定できる。

画像 WISE Audit MTE Gモデルの概要

 WISE Audit MTE Gモデルでは、グループ企業各社のアーカイブシステムを一元管理できるほか、グループ共通の送信ポリシー適用や全社横断のアーカイブ検索が可能。グループ企業全般にわたる包括的なメール監視・監査ができる。また、グループ会社ごとのアーカイブ検索管理者、ポリシー、アーカイブ保存期間などは仮想化環境で設定できるため、設定に伴うOSやソフトウェア、サポート費用を払う必要がなく、コスト削減にもつながるとする。

 対応OSはRed Hat Enterprise Linux 4、5。価格はソフトウェア買い取りが500ユーザーの場合で385万円から。ロイヤルティー方式(レベニューシェア)も用意されている。

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