住商情報システムは5月27日、Google Appsなど各種クラウドサービスのセキュリティを向上させるクラウド統合認証サービスをSaaS形式で提供開始した。
住商情報システム(以下、SCS)は、5月27日より、クラウド統合認証サービス「SCS CLIP IAS」をSaaS(Software as a Service)形式で提供開始した。SCS CLIP IASは、Google Appsなどクラウドサービスの認証レベルを強化するサービスで、公開鍵暗号を用いたPKI(Public Key Infrastructure)と同等の強固な認証基盤上で、さまざまなクラウドサービスやWebアプリケーションの認証をシングルサインオン連携させることができる。月額利用料金は1ユーザー当たり210円(税込み)。
SCSは米国Arcot Systemsとの提携関係をベースにSCS CLIP IASを開発した。Arcot Systemsは世界的な大手クレジットカード会社各社にセキュリティ認証機構を提供しており、SCS CLIP IASもクレジットカードユーザーを中心に全世界1億ユーザーに実利用されている認証技術が活用されている。
アプリケーションの認証方式は、ID/パスワードによる認証のみとなっていることが多く、不正アクセス対策については不安視されている。SCS CLIP IASを導入すれば、特別なハードウェア、ソフトウェアなどを導入することなく、より安全な鍵認証や、ワンタイムパスワード認証への置き換えが可能になるという。また、普段とは異なる利用環境からユーザーのアクセスがあった場合、通常の認証に加え、本人確認のための質問ページへ自動的に誘導するなど、ユーザーの挙動からリスクを評価し、そのリスクに応じて認証方法を動的に変化させるリスクベース認証機能を提供する。
このサービスを運用するデータセンターは、セキュリティ監査基準SAS 70 Type IIを取得しており、クレジット業界におけるセキュリティの国際基準であるPCI DSSにも準拠している。
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