住商情報システムは、プライベートクラウド環境でERP「ProActive E2」を稼働させる新ソリューションを発表した。高度化が求められるグループ経営管理を支援する。
住商情報システムは2月4日、データセンター「netXDC」のプライベートクラウド環境で、ERP「ProActive E2」を稼働させる新ソリューション「ProActive on Cloud」を発表した。4月より提供を開始する。
netXDCは、運用・維持型に加え、改善・改革・提案型のアウトソーシングサービス提供するデータセンター。ITIL適合診断/導入支援、運用コスト分析、SLA導入などのマネジメント構築を総合的に支援するほか、DR(ディザスタリカバリ)センター構築、BCP(事業継続計画)策定、ITサービス継続性管理(ITSCM)支援などを各種コンサルティングサービスとして提供する。
ProActive E2は、会計、販売・購買在庫管理、資産管理、人事・給与など全13の業務システムで構成された中堅企業向けERP。130以上の企業グループに採用された実績を持ち、統合されたビジネスプロセス、一元管理されたデータを基に、迅速な意思決定につながるシステム基盤を構築する。
同社では、ProActive E2をnetXDCのプライベートクラウド環境で稼働させることで、経営管理の高度化、早期実現を支援する。グループ全体の情報システム基盤を標準化する共通業務システムを最短5営業日という短期間で構築し、その後のシステム運用までをワンストップで支援するとしている。
また、通常のクラウド環境に比べ、よりセキュアな環境でのシステム稼働を実現。netXDCで運用することから、事業継続管理の観点でも効果を発揮するという。構築したプライベートクラウド環境には、企業が所有するIT資産を移行でき、TCO削減、サーバルームを省スペース化する。
同社では今後3年間で50グループへの導入を見込む。
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