富士通、無床診療所向けレセコン一体型電子カルテシステムNEWS

富士通が医事会計機能を搭載した無床診療所向け電子カルテシステムを販売。医療事務と電子カルテ機能を一体化することで、診療所業務の効率化を支援する。

2010年11月02日 21時30分 公開
[TechTargetジャパン]

 富士通は11月2日、医療事務一体型電子カルテシステム「HOPE/EGMAIN-RX」の販売を開始した。HOPE/EGMAIN-RXは、受付から診療、会計・レセプト作成までの業務に対応する電子カルテシステム。医師は診察室内で患者の来院状況の確認やレセプト点検を実施でき、また事務スタッフは会計確認中に診療情報を参照することが可能になる。

 同社では、診療情報やレセプト(診療報酬明細書)を電子化することで医師と事務スタッフ間での迅速な情報共有を可能にし、診療所の業務を効率化できるとしている。さらに、富士通の地域医療ネットワークシステム「HOPE/地域連携」との連携機能を標準搭載しており、病院と診療情報を共有機能できるなど地域医療の質の向上を支援するという。

photo HOPE/EGMAIN-RXカルテ作成画面《クリックで拡大》

 HOPE/EGMAIN-RXには、日々の診療で入力した所見 が文例として蓄積され、次回の入力時に文例候補として自動表示する機能や、病名・行為登録で入力内容に応じて候補を自動表示する機能などが搭載されている。また、画面に表示される文字サイズの拡大や縮小なども可能。さらにカルテ入力作業を軽減する統合入力ツールといったさまざまな入力補助機能を活用できる。

 HOPE/EGMAIN-RXは、富士通の医事会計(レセコン)システム「HOPE/SX-R」から移行することも可能(有償サービス)。HOPE/EGMAIN-RXの販売価格は190万円から(税別)。

関連ホワイトペーパー

富士通 | 業務改善 | 帳票 | 業務プロセス | 経営


ITmedia マーケティング新着記事

news148.jpg

天候と位置情報を活用 ルグランとジオロジックが新たな広告サービスを共同開発
ルグランとジオロジックが新たな「天気連動型広告」を共同開発した。ルグランが気象デー...

news130.jpg

“AI美女”を広告に起用しない ユニリーバ「Dove」はなぜそう決めたのか
Unilever傘下の美容ケアブランド「Dove」は、「Real Beauty」の20周年を機に、生成AIツー...

news099.png

有料動画サービス 34歳以下では過半数が利用経験、4割は1日1回以上利用
「ニールセン・ビデオコンテンツ アンド アド レポート 2024」を基に、テレビ画面での動...