2010年11月26日 08時00分 UPDATE
特集/連載

新たなカテゴリーのベンダーが出現成熟化に向かうクラウドストレージのエコシステム

クラウドストレージサービスを補完するソリューションベンダーが提供するさまざまな機能を紹介する。

[Terri McClure,TechTarget]

 クラウドストレージサービスと連係する機能、そしてクラウドストレージサービスプロバイダーの製品のセキュリティや可用性、可搬性を強化するサービスを提供するベンダーが増えてきた。

 新しい技術はすべて、アイデア段階からβテストへ、そして期待が盛り上がる段階から製品登場へという段階を経る。ユーザーもこれらの段階に沿って必然的な道筋をたどることが多い。最初に興味をそそられ、次に不安を抱き、最後に批判的な見方をするというコースだ。

 その後で、新技術の不備を埋め、ユーザーの真の要求を満たすのに必要なエコシステムが出現する。ユーザーが現実に苦労している問題を解決する価値提案が現れ、それからゆっくりと普及が進むのだ。クラウドストレージが登場して約2年が経過した今がその時期に当たる。

 現在市場に出回っているクラウドストレージサービスソリューションの多くは、RAIDやリモート監視といった基本的なストレージ機能とデータ保護機能に加え、アプリケーション移行のためのREST(Representational State Transfer)形式のAPIを提供している。いずれも大切な機能だ。しかし厄介な問題も残されている。今日のIT部門で運用されているアプリケーションの多くがRESTを理解しないのだ。これらのアプリケーションは、ブロックインタフェース(iSCSI、SCSI、ファイバーチャネルなど)あるいはファイルインタフェース(NFSやCIFSなど)を必要とするからだ。すべてのクラウドストレージベンダーがREST型APIを提供しているが、これらは各ベンダー独自の仕様となっている。このため、あるサービスプロバイダーのストレージにデータを保存すると、ほかのプロバイダーにデータを移動するのは(不可能ではないにせよ)困難だ。加えて、ユーザーは自社のデータセンターの外に置かれるデータのセキュリティやアクセス性、可用性に対して不安を感じている。

 しかし今、こういった問題に対処しようという新たなカテゴリーのストレージエコシステムベンダーが登場しつつある。こういったクラウドストレージ支援ベンダーは、多くのクラウドストレージ製品の不備を補ってくれそうだ。

ITmedia マーケティング新着記事

news090.jpg

ABEJA永淵恭子氏のモットーは「一石二鳥」、マーケティング施策の効果を最大化するために
B2Bマーケター注目のイベント「Bigbeat LIVE」が2019年8月2日に開催される。そこに登壇す...

news081.jpg

経営者になって分かった「真のマーケティング」――空の松村大貴氏に聞く
B2Bマーケター注目のイベント「Bigbeat LIVE」が2019年8月2日に開催される。そこに登壇す...

news036.jpg

消費税率引き上げに関する企業の意識、実施の是非は拮抗――帝国データバンク調査
帝国データバンクは「消費税率引き上げに対する企業の意識調査」を実施しました。