IT部門が押さえておきたいiCloudのセキュリティリスク企業利用の注意点は?

AppleのiCloudは他のストレージサービスと比較して、まだセキュリティリスクが多いようだ。本格的な普及を前に、iCloudを企業利用する際にIT部門が気を付けるべき項目をまとめる。

2011年08月16日 09時00分 公開
[Carl Brooks,TechTarget]

 米Appleが大々的に発表したiCloudは、エンドユーザーの熱狂とIT要員の頭痛の種が入り混じった反応を予感させる。「ITのコンシューマー化」とは職場と自宅との境界が崩れることであり、iCloudはまさにその実例となる。だが、これは明るい可能性を秘めていると同時に、セキュリティリスクも存在する。

 iCloudの到来により、Apple端末のユーザーは登録を済ませて自分の個人的なデータを全てAppleのデータセンターに転送し、いつまでも生かしておける。ありがたいことだ。しかし、Appleの携帯端末向け社内アプリケーションを開発している企業、そしてその端末を社外秘情報の処理に使いたい組織、例えばiPadに患者の情報を記録している病院(関連記事:孫社長も驚いた「医療現場のiPad/iPhone活用」最前線)などにとっては、困ったことになる。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ITmedia マーケティング新着記事

news132.jpg

ハロウィーンの口コミ数はエイプリルフールやバレンタインを超える マーケ視点で押さえておくべきことは?
ホットリンクは、SNSの投稿データから、ハロウィーンに関する口コミを調査した。

news103.jpg

なぜ料理の失敗写真がパッケージに? クノールが展開する「ジレニアル世代」向けキャンペーンの真意
調味料ブランドのKnorr(クノール)は季節限定のホリデーマーケティングキャンペーン「#E...

news160.jpg

業界トップランナーが語る「イベントDX」 リアルもオンラインも、もっと変われる
コロナ禍を経て、イベントの在り方は大きく変わった。データを駆使してイベントの体験価...