パブリッククラウド、プライベートクラウドそれぞれについて利用状況とそれに伴うセキュリティ意識の変化、導入予定の製品についてTechTargetジャパン会員に聞いた。
TechTargetジャパンでは2010年10月12日から26日にかけて、TechTargetジャパン会員を対象に「クラウド利用に伴うセキュリティ意識の変化」についてのアンケート調査を実施した。クラウドの利用状況については、有効回答数200件のうち17.5%がSaaS(パブリッククラウド)を、7.0%がPaaS/IaaS(パブリッククラウド)を、19.0%がプライベートクラウドを利用中であることが分かった。
用途としては、パブリッククラウドが電子メール(50.0%)やスケジュール共有(44.8%)、情報共有・ポータル(43.8%)といった情報系アプリケーションに偏るのに対し、プライベートクラウドはサーバ利用(43.8%)、情報共有・ポータル(42.7%)などを筆頭に、営業支援(31.5%)、受注販売(20.2%)と、基幹系アプリケーションも含む幅広い用途で利用していることが分かった。
以下、調査結果から見えた傾向の一部として、クラウドに対するセキュリティ意識、およびセキュリティ製品の導入意欲、導入を検討中のセキュリティ製品を紹介する。
目的:TechTargetジャパン会員のクラウド利用に伴うセキュリティ意識の変化を調査するため
方法:Webによるアンケート
調査対象:TechTargetジャパン会員
調査期間:2010年10月12日〜26日
有効回答数:200件(セキュリティ製品の選定、導入に何らかのかかわりがある人のみを対象)
※回答の比率(%)は小数点第2位を四捨五入し、小数点第1位まで表示しているため、比率の合計が100.0%にならない場合があります。
クラウド利用に伴うセキュリティ意識の変化に関する読者アンケート調査の詳細な結果は以下からダウンロードできる(TechTargetジャパン会員限定)。
本稿では紹介しきれなかったさまざまなアンケート結果と共にアンケート回答者の詳細な属性も紹介されているので、ぜひ参照されたい。
クラウド導入に伴うセキュリティ意識については、パブリッククラウドが「セキュリティ面で不安がやや増す」(39.0%)、「セキュリティ面で不安が非常に増す」(11.5%)と、半数以上(50.5%)が何らかの不安を感じると回答した。一方で、プライベートクラウドについては、48.0%が「どちらともいえない、変わらない」としている。不安感については「セキュリティ面で不安がやや増す」(15.5%)、「セキュリティ面で不安が非常に増す」(4.5%)と、パブリッククラウドに対するイメージとは対照的な結果となった。
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