デスクトップ仮想化を推し進めるビジネス部門の存在デスクトップ仮想化の導入戦略(前編)

従来デスクトップ仮想化は、IT部門のデスクトップ管理とセキュリティ問題を解決する技術として導入が進められてきた。だが最近は、複雑なビジネス問題を解決する手段としてビジネス部門が注目しつつある。

2011年09月26日 09時00分 公開
[Christina Torode,TechTarget]

 本稿は、エンタープライズデスクトップ仮想化の導入戦略について解説した2回にわたる連載の前編だ。ここでは、IT部門のエグゼクティブと専門家が、さまざまなビジネス問題に解をもたらすデスクトップ仮想化の最新のドレンドを紹介する。また後編では、企業が仮想デスクトップ技術をどのように導入するべきかに焦点を当て、そのときに直面するさまざまな課題について掘り下げる。

 デスクトップ仮想化の形勢は変わった。従来、この分野はIT部門がデスクトップ管理とセキュリティ問題を解決する技術として議論し、導入を進めてきたものだが、最近は複雑なビジネス問題を解決する手段として、ビジネス部門がデスクトップ仮想化に注目し、IT部門への働き掛けを強めつつある(参考:コスト削減以外の仮想化導入メリットを見いだすには?)。

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