三菱東京UFJ銀行は2010年春、VMware製品を中核にしたVDIシステムを構築した。同行は今後PCでのOA環境を順次仮想デスクトップへ移行する計画だ。
サーバ仮想化に続き、デスクトップ仮想化も現実的になってきた。肥大化したPC運用管理コストを絞り、情報セキュリティを強化するためのソリューションとして注目される。
三菱東京UFJ銀行は2010年春、VDI(Virtual Desktop Infrastructure)環境を構築、システム部内で3000台のPCを移し替えた。今後数年をかけ、行内で稼働するOA向けPCをシンクライアント端末に移行する計画だ。実現すれば、世界でも最大規模のVDI環境になるのは間違いないだろう。
同行がVDI環境に採用したのがVMware製品だ。いかに多くの仮想デスクトップをサーバに積めるかという観点で選んだ。実際、1サーバ当たり80台余りの集積率を実現する一方、端末側ではOA用途として十分な応答性能も得られ、効率的かつ実用的なVDIシステムとなっている。そのシステムの全容を紹介しよう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年4月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...
Cookieを超える「マルチリターゲティング」 広告効果に及ぼす影響は?
Cookieレスの課題解決の鍵となる「マルチリターゲティング」を題材に、AI技術によるROI向...
「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2025年4月)
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。