2014年4月のWindows XPサポート期間終了まで半年あまり。また、2015年7月にはサーバOS「Windows Server 2003」のサポート終了も予定されている。これらのOSの移行状況を読者に聞いた。
TechTargetジャパンは2013年8月19日から9月3日まで、読者会員を対象に「Windows 8およびWindows Server 2012に関する読者調査」を実施した。調査結果からWindows 8/Windows Server 2012の導入・検討状況、選定ポイント、現在抱える課題などが明らかになった。本稿では、その一部を紹介する(全ての結果を記載したリポートは、文末のリンクから会員限定でダウンロード可能)。
目的:Windows 8およびWindows Server 2012の導入・検討状況を確認するため
方法:Webによるアンケート
調査対象:TechTargetジャパン会員
調査期間:2013年8月19日(月)〜9月3日(火)
総回答数:201件
※回答の比率(%)は小数点第1位を四捨五入し表示しているため、比率の合計が100.0%にならない場合があります。
自社で導入しているクライアントPCのOSの種類を聞いたところ、全体の82.1%が「Windows 7」と回答。以下、「Windows XP」(75.1%)、「Windows Vista」(21.9%)、 「Windows 8」(12.4%)と続いた。延長サポート終了(2014年4月9日)まで1年を切っているWindows XPだが、多くの企業で使われていることが分かった。
現在、Windows XPを使っているという回答者を対象に「OS移行の完了予定時期」を聞いたところ、2014年4月まで、つまり「延長サポート終了までに移行完了を予定している」という回答が67.1%となった。一方で「移行完了のめどが立っていない」という回答も24.4%あった。
さらに、移行先のOSの候補を聞いたところ、Windows XPからの移行先OS候補は「Windows 7」(96.5%)が最も多く、「Windows 8」(15.7%)、「Windows 8.1」(10.4%)と続く。
導入済みのサーバOSの種類を聞いたところ、「Windows Server 2008 R2」(59.7%)が最も多く、「Windows Server 2003 R2」(39.3%)、「Windows Server 2008」(33.8%)、「Windows Server 2003」(31.8%)と続く。
「Windows Server 2003/2003 R2/2008/2008 R2、またはWindows 2003より前のバージョン 」を利用中という回答者に対して、サーバOSの移行計画を聞いたところ、「サーバOSの移行を計画済み」(13.0%)、「計画中」(35.9%)となり、約半数(51.1%)が「計画していない」と回答している。
また、サーバOSの具体的な移行時期としては「2014年中」(31.2%)が最も多い。2015年7月にサポート終了が予定されているWindows Server 2003導入企業が対象となると推測される。
今回の調査では「Windows 8を導入する理由/しない理由」「スマートデバイスの利用状況」「OS移行で最も苦労した、あるいは懸念している点」なども聞いている。その詳細な結果は、以下からダウンロードできる(TechTargetジャパン会員限定)。本稿では紹介しきれなかったさまざまなアンケート結果とともにアンケート回答者の詳細な属性も紹介されている。ぜひ参照されたい。
TechTargetジャパン会員を対象にした「Windows 8およびWindows Server 2012の導入・検討状況」に関する読者調査を実施。本リポートでは、選定ポイント、現在抱える課題などをまとめている。
調査結果リポートのダウンロードページへ (TechTargetジャパン) |
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