ガートナーの田崎氏がクラウドプロバイダーを4つに分類。各プロバイダーの違いを見極める3つの重要な着眼点を指南する。単なる機能比較では見えてこないIaaSの差別化ポイントを押さえよう。
IaaS(Infrastructure as a Service)を選ぶ場合、普段付き合いのあるシステムインテグレーター(SIer)が扱っているサービスや、話題性と実績から「Amazon Web Services」(AWS)に決めてしまう、そんなケースは多いのではないか。確かに、国内だけでも60以上もあるIaaSを集めて並べて比較することは、不可能ではないかもしれないが、相当な労力を要する(参考記事:【徹底比較】安心・満足なクラウドはどれだ? 62のIaaSランキング)。
では、どうやって選択するか? ガートナー ジャパン リサーチ部門 ITインフラストラクチャ&セキュリティ バイス プレジデント 田崎堅志氏は「まずは、プロバイダーのジャンルと特性を理解することが大切だ」とアドバイスする。田崎氏は、プロバイダーの種類を大きく4つに分類。「クラウドネイティブ」「テクノロジープロバイダー」「データセンター事業者」、そして「キャリアクラウド」だ。本稿では2013年10月15〜17日に開催された「ガートナーシンポジウム 2013」から田崎氏の講演内容をリポートする。
AWSやGoogleのような事業者を指す。規模の経済と先行者利益、クラウド技術の先進性を強みに事業展開を図っている。一般企業への普及はこれからだ。
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