医療クラーク運用を成功させるための5つの秘訣【連載コラム】医療ITの現場から

医療クラークの運用に当たっては、電子カルテ入力がマスターできればよい訳ではない。運用を成功させるためのポイントを紹介しよう。

2014年10月22日 08時00分 公開
[大西大輔,メディキャスト]

関連キーワード

電子カルテ | 医療IT | 経営


クラーク運用は難しいのでは?

 前回記事「電子カルテのクラーク運用が“一石三鳥”になる理由」では、電子カルテの導入とクラーク運用を併用することで、医師の負担を軽減する仕組みを紹介しました。多くの診療所の院長が「クラーク」と聞くと、不安点としてすぐに頭に浮かぶのが「医師と同レベルで電子カルテ入力ができるのか」という問題です。

 トレーニングをせずに、いきなり未経験のスタッフをクラークとして隣に座らせて「さあ、診療内容を入力してください」と言っても、これは無理な話です。結局自分が操作した方が早いと諦めてしまうこともあるでしょう。

 クラーク運用に成功するためには、クラーク候補生に電子カルテの操作を完全にマスターしてもらうとともに、クラークの仕組みや医師のカルテスタイルの理解、医師と患者とのやりとりのヒアリング方法、カルテの作成法などのトレーニングを行う必要があります。そうした教育をしながら、少しずつクラーク運用を進めていくことになります。

誰がクラークの役割を担うのか?

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ITmedia マーケティング新着記事

news132.jpg

ハロウィーンの口コミ数はエイプリルフールやバレンタインを超える マーケ視点で押さえておくべきことは?
ホットリンクは、SNSの投稿データから、ハロウィーンに関する口コミを調査した。

news103.jpg

なぜ料理の失敗写真がパッケージに? クノールが展開する「ジレニアル世代」向けキャンペーンの真意
調味料ブランドのKnorr(クノール)は季節限定のホリデーマーケティングキャンペーン「#E...

news160.jpg

業界トップランナーが語る「イベントDX」 リアルもオンラインも、もっと変われる
コロナ禍を経て、イベントの在り方は大きく変わった。データを駆使してイベントの体験価...