2014年10月14日 08時00分 公開
特集/連載

電子カルテのクラーク運用が“一石三鳥”になる理由【連載コラム】医療ITの現場から

限られた診療時間内で患者と向き合う時間をもっと増やしたい――。そう考える診療所の医師の負担を軽減する電子カルテの運用方法を紹介しよう。

[大西大輔,メディキャスト]

関連キーワード

電子カルテ | 医療IT | 経営


患者が60人を超えると電子カルテ運用が負担になる?

 電子カルテを導入した医師にヒアリングしたところ、導入後に1日当たり外来患者数が60〜80人を超えたころから、急に電子カルテ入力を負担に感じるようになったという話を聞きました。1日の診療時間を8時間、外来数を60人とすると、患者1人にかけられる時間は8分となります。この8分の間に診察や処置、検査、患者説明に加えて、カルテ作成を実施すると考えると、医師1人で行うには明らかに時間が足りないのです。その結果、診療時間中にカルテ作成の時間が取れなくなり、外来患者の待ち時間が少しずつ延びていきます。

 また、患者の増加とともにカルテの記載量が減少し、カルテ作成が診療時間内に完了しないこともあります。診療終了後にカルテを見直し、追記・修正するため、遅くまで残業が発生しているという話さえ耳にします。

photo 電子カルテ導入、こんなはずでは……

電子カルテの効果的な活用をどう実現するか

ITmedia マーケティング新着記事

news013.jpg

営業の「あるある課題」に挑むインサイドセールス3つの機能
売り上げ1000億円以上のエンタープライズクラスの企業に向けてもインサイドセールスは効...

news175.jpg

ネトフリ「広告付きプラン」は誰得? 業界関係者の反応は……
広告モデルへの一部移行がうわさされるNetflix。新たなプランが増えることで視聴者と広告...

news034.jpg

変革ビジョンはなぜ形骸化してしまうのか?――調査が明かした経営層と現場の社員のギャップ
掛け声ばかり勇ましくて実際の取組みは遅々として進まない――。DXに関して同じ悩みを抱...