Dropbox無断利用を止める最善策は「禁止しないこと」シャドーITの対策は“敵対”ではなく“歩み寄り”

従業員の手をシャドーITから引かせる手段は、シャドーITの禁止だけではない。IT部門の積極的かつ合理的な歩み寄りが、和解への道を開く有力な手段となるかもしれない。

2015年01月20日 08時00分 公開
[Ed Burns,TechTarget]

 会社やIT部門の許可なくIT製品/サービスを利用する「シャドーIT」がはびこり続けている。IT部門は何年もの間、シャドーITを敵対視してきた。こうした中、シャドーITを強制的に排除するのではなく、手を差し伸べて歩み寄るIT担当者が増えている。

 一部のIT部門は、研修プログラムを積極的に導入している。その目的は、自社の重要なデータの漏えいにつながる恐れがある未承認のアプリケーションとサービスを使うリスクについて、ユーザーにより多くの情報を提供することだ。さらに驚くことには、ユーザーの作業効率を向上するために必要なソフトウェアとデバイスを使用することを積極的に推奨している。

変わるIT部門の姿勢

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ITmedia マーケティング新着記事

news066.jpg

トランプ氏勝利で追い風 ところでTwitter買収時のマスク氏の計画はどこへ?――2025年のSNS大予測(X編)
2024年の米大統領選挙は共和党のドナルド・トランプ氏の勝利に終わった。トランプ氏を支...

news043.jpg

AI導入の効果は効率化だけじゃない もう一つの大事な視点とは?
生成AIの導入で期待できる効果は効率化だけではありません。マーケティング革新を実現す...

news132.jpg

ハロウィーンの口コミ数はエイプリルフールやバレンタインを超える マーケ視点で押さえておくべきことは?
ホットリンクは、SNSの投稿データから、ハロウィーンに関する口コミを調査した。