「Flash」はもう怖くて使えない? 相次ぎ発見される脆弱性で心配の声伊セキュリティ企業からの情報漏えいで発覚

伊Hacking Teamの情報漏えい事件から発覚した「Adobe Flash Player」に関する脆弱性が問題となっている。セキュリティ専門家らは、被害の拡大に警戒を強めている。現在の状況と今後の見通しを整理する。

2015年07月17日 15時00分 公開
[Maxim TamarovTechTarget]
Flash Playerに関するセキュリティ情報《クリックで拡大》

 イタリアのセキュリティ企業であるHacking Teamの情報漏えい事件から、「Adobe Flash Player」に関して2つのゼロデイ脆弱性が発見された。セキュリティ専門家らは悪意ある活動の阻止に奔走する一方で、脆弱性の数はさらに増える恐れがあると警戒する。

 トレンドマイクロのピーター・パイ氏と米FireEyeのデーネシュ・キザキアン氏は、「CVE-2015-5123」と「CVE-2015-5122」の脆弱性について報告した。米Adobe Systemsはセキュリティ情報(APSA15-04)を公開しており、深刻度は4段階基準で最高の“Critical”で、悪用されるとシステムをクラッシュされたり、システムを乗っ取られる恐れがあると警告している。

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