米Appleの「OS X」と「iOS」に新たな脆弱性が発覚した。攻撃者がこれを悪用すれば、マルウェアを介してパスワードやデータを盗むことができるという。どのような脆弱性なのか。
以前から米GoogleのモバイルOS「Android」に存在した「サンドボックス」(システムに影響を与えずアプリケーションを動作させる仕組み)の欠陥。それが最近、米AppleのクライアントOS「OS X」とモバイルOS「iOS」でも発見された。米Indiana University(インディアナ大学)、中国の北京大学および米Georgia Institute of Technology(ジョージア工科大学)の6人の研究者によると、この結果は「驚き」であると同時に「恐ろしいことだ」という。
OS XとiOSの両OSは、アプリのサンドボックス化とアプリ間の連係をサポートするために独自の方法を用いている。研究者チームは、この方法がセキュアなユーザー環境を実現しているかどうかについても検証したという。
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