iPhoneの指紋データをクラウドに送信か、Apple新特許に「大丈夫?」の声プライバシーをどう守る

米Appleの新しい特許によると、同社はクラウドを活用し、指紋照合システム「Touch ID」やモバイル決済システム「Apple Pay」の拡張を狙っているようだ。指紋データのセキュリティは守られるのだろうか。

2015年02月24日 08時00分 公開
[Rob Wright,TechTarget]

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 新しく申請された特許によると、米Appleはユーザーの指紋認証データをクラウドに保存しようと計画しているようだ。

 Appleが2013年発売の「iPhone 5s」から導入した指紋照合システム「Touch ID」は、端末に搭載する指紋認証センサーを使い、端末のロックを解除したり、「iTunes」「App Store」アプリでの買い物を許可したりできる。Touch IDで取得した指紋認証データは暗号化して端末に保存し、他のアプリやサードパーティーのシステムからは使用できないようにしている。

 ところが、この状況が変わることになるかもしれない。というのも、Appleが新たに出願した特許には、「クラウドコンピューティング端末および関連方式による指紋センサーデータの同期」と記載されているからだ。

Appleが出願した特許の内容

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