2015年08月21日 08時00分 公開
特集/連載

「iPad」で検体管理 国立長寿医療研究センターのバイオバンク事業を支えるシステムアジャイル開発によるモジュール構成で柔軟に

国立長寿医療研究センターが2012年4月に発足させた「長寿バイオバンク」。その運用効率を高めるために同センターが採用したシステムを紹介する。

[翁長 潤,TechTargetジャパン]

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photo 医療ビッグデータを支えるIT基盤の例(TechTargetジャパン「医療ビッグデータの意義が分かる5つの「V」」より)《クリックで拡大》

 全国に6つある国立高度専門医療センター(ナショナルセンター)は2014年4月、厚生労働省の所管事業の1つとして「ナショナルセンター・バイオバンクネットワーク」(NCBN)を構築した。バイオバンクとは、同意した患者から手術や検査で採取した血液や細胞、組織などの生体試料を保存・管理し、病態の解明や新たな診断法/治療法開発などの研究利用のためにさまざまな機関に分配する組織だ。

 NCBNは、各ナショナルセンターが専門とする医療研究領域に関する生体試料や付随する臨床情報をそれぞれ保管・管理するデータベースを構築。研究者や民間企業が各センターの生体試料や研究情報を検索できるようにした。本稿では、その中からナショナルセンターの1つである国立長寿医療研究センター(愛知県大府市)における、「国立長寿医療研究センターバイオバンク」(以下、長寿バイオバンク)を支えるITの仕組みを紹介する。

長寿バイオバンクとは

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