さまざまな定義が存在するビッグデータ。医療・ライフサイエンスのエキスパートは、医療ビッグデータでは5つの「V」が重要になると語る。医療ビッグデータを支えるインフラ基盤を探る。
IT技術が医療やライフサイエンス分野にもたらした恩恵は、大きく2つ挙げられる。1つは「膨大な情報処理が可能になり、より詳細かつ精度の高い研究ができるようになった」こと。もう1つは「X線装置やフローサイトメーター(注)などのライフサイエンス機器のデータを集約し、多角的な研究が可能になった」ことだ。
※注:フローサイトメトリー(細胞分析手法)に用いる測定装置。細胞の浮遊液や懸濁液を細管に通して、細胞数の計測や蛍光、散乱光の測定などを短時間で多量に行う。
その一方で、データ量も増えてビッグデータ化した結果、新たな課題が生まれている。米EMCのIsilonストレージ部門 ライフサイエンス CTO(最高技術責任者)であるサンジェイ・ジョシ氏は、医療ビッグデータの現状や課題を5つのキーワードで説明する。同氏は、ライフサイエンス機器の開発や、ゲノミクスやプロテオミクスの研究などライフサイエンス分野に25年以上従事してきたエキスパートだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
TikTokが米国で20時間のサービス停止を経て復活 “英雄”トランプ氏が描く今後のシナリオと他国への影響は?
TikTokは米国で約20時間のサービス停止を経て、再び利用可能になった。
CMOが生き残るための鍵は「生産性」――2025年のマーケティング予測10選【中編】
不確実性が高まる中でもマーケターは生産性を高め、成果を出す必要がある。「Marketing D...
世界のモバイルアプリ市場はこう変わる 2025年における5つの予測
生成AIをはじめとする技術革新やプライバシー保護の潮流はモバイルアプリ市場に大きな変...