OpenStackディストリビューションを選ぶ際、ベンダーが提示する“マルバツ表”の丸の数だけで評価するのは危険だ。では何で選ぶのか。
オープンソースのクラウド基盤ソフトウェアである「OpenStack」への注目がますます高まっている。2015年10月にはその世界的な開発者会議「OpenStack Summit」が東京で開催され、日本でも盛り上がりに拍車が掛かっている印象だ。
しかし、歴史の浅い市場ということもあり、その実態はいまだよく理解されていない。華々しい先行ユーザー事例の一方で、TechTargetジャパンの主たる読者層であるユーザー企業のIT部門には十分な情報が届いていない。そして残念ながら、誤解も多い。
そこで、当連載はエンタープライズ、中でもベンダーの協力を得てOpenStack環境を構築しようと検討しているユーザー企業を対象に、「どのような観点でベンダーを選定し、協力関係を作り上げ、活用するか」をテーマに、実践的な情報をお伝えしたい。主な対象は、OpenStackそのものを提供するディストリビューションやアプライアンスである。
なお、筆者は4年ほどOpenStackのコミュニティー、ビジネスに携わった後、この秋にOpenStackビジネスの最前線から離れたばかりである。個人としてユーザー、コミュニティーの一員となったわけだが、生きた情報を客観的にお伝えできるタイミング、立場にあると考えている。この記事がユーザーのより深い理解とOpenStackの健全な市場形成につながることを願っている。
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