“犯罪者目線”で考える、「標的型攻撃」に役立つセキュリティ対策はこれだ「標的型攻撃対策」の現実解【最終回】(1/2 ページ)

標的型攻撃には、どのセキュリティ製品をどう生かすべきなのか。標的型攻撃で一般的な攻撃手順に沿って、有効なセキュリティ製品分野を紹介。併せて今後の標的型攻撃対策に求められる方向性を示す。

2016年02月08日 08時00分 公開
[寺前滋人パロアルトネットワークス]
アタックライフサイクル 図 標的型攻撃に見られるアタックライフサイクル(「“年金機構事件”は対岸の火事ではない 『標的型攻撃対策』を再考する」より)《クリックで拡大》

 本連載では、入口対策、内部対策、出口対策といった多層防御アプローチに基づく切り口で、標的型攻撃対策の具体像を見てきた。最終回である今回は、標的型攻撃に見られる攻撃手順である「アタックライフサイクル」(図)に具体的なセキュリティ製品分野を当てはめ、アタックライフサイクルのどの段階にどのようなセキュリティ製品が有効なのかを見ていく。なおアタックライフサイクルの詳細は、連載第1回「“年金機構事件”は対岸の火事ではない 『標的型攻撃対策』を再考する」をご確認いただきたい。

第1段階「偵察」の対策

会員登録(無料)が必要です

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

       1|2 次のページへ

新着ホワイトペーパー

製品資料 パロアルトネットワークス株式会社

CISOからセキュリティアナリストまで、役割ごとの課題から考える製品選びの勘所

CISO、SecOpsリーダー、セキュリティアーキテクト、セキュリティアナリストなど、組織のセキュリティを担う担当者は、役割ごとに異なる課題を抱えている。それぞれの課題を整理し、解決につながる製品を選ぶ際のポイントを紹介する。

技術文書・技術解説 パロアルトネットワークス株式会社

今さら聞けない「XDR」の基礎知識:EDRやEPP、SIEMと何がどう違うのか?

ITインフラが複雑化し、ポイント製品の組み合わせでは完全な保護が難しくなっている今、注目されているのがXDR(Extended Detection and Response)だ。その特長から選定のポイント、ユースケースまで、分かりやすく解説する。

製品レビュー エヌアイシー・パートナーズ株式会社

事業を止めないランサムウェア対策、「セーフガードコピー」が担う役割とは?

ランサムウェア対策が不可欠な取り組みとなる中、サイバーレジリエンスを強化する手段として、「セーフガードコピー」を実装した製品が注目されている。本動画では、その機能や特徴を約3分で簡潔に紹介する。

製品レビュー エヌアイシー・パートナーズ株式会社

ファームウェアにまで拡大するサイバー攻撃、検知困難な脅威にどう対応する?

サイバー攻撃の巧妙化が進み、攻撃対象はOS・アプリケーション層だけでなくハードウェアの土台である「ファームウェア」にまで拡大している。従来の対策では検知が難しい「見えない攻撃」に対抗するには、どのような方法を取ればよいのか。

製品資料 パロアルトネットワークス株式会社

ブラウザがサイバー攻撃の標的に、生産性を保ちつつセキュリティを強化するには

ブラウザ上での業務が増加する一方、そのブラウザがサイバー攻撃の格好の標的となっている。そこで注目したいのが、SASEフレームワークにネイティブに統合されたセキュアブラウザだ。同ブラウザの特長や機能について詳しく解説する。

アイティメディアからのお知らせ

From Informa TechTarget

「テレワークでネットが遅い」の帯域幅じゃない“真犯人”はこれだ

「テレワークでネットが遅い」の帯域幅じゃない“真犯人”はこれだ
ネットワークの問題は「帯域幅を増やせば解決する」と考えてはいないだろうか。こうした誤解をしているIT担当者は珍しくない。ネットワークを快適に利用するために、持つべき視点とは。

ITmedia マーケティング新着記事

news017.png

「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。

news027.png

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。

news023.png

「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...