Windows 10ディスクスペースを回復する3つの方法
「Windows 10」マシンの空き容量は“ほぼゼロ円”で簡単に増やせる?
Windows 10マシンでOSを機能させるためには、ディスク領域にある程度の空きが必要だ。古いファイルやドライバに占領された領域は、比較的簡単に回復できる。
「Windows 10」のディスク領域を確保する方法は多数ある。そのほとんどはWindows内蔵のユーティリティーを利用し、ツールの入手やインストール、利用のための余分な時間や労力、出費を必要としない。
ツールによって結果には差があり、MicrosoftがWindowsにバンドルしているツールよりも効率が良いサードパーティーツールもある。一般的にWindows 10をインストールすると、アップグレード後のクリーンアップを除いても、5~10Gバイトの容量の回復が期待できる。その上で、さらに空き容量を増やすことも可能だ。以下にその方法を解説する。
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「Windows 10」アップグレードの利点と課題
ファイルのクリーンアップによるディスク領域の解放
ディスク領域確保の手段として、まずファイルのクリーンアップが挙げられる。「ディスククリーンアップ」はWindowsに組み込まれているベーシックなユーティリティーの名称だ。これを実行するには、Windows 10の検索枠に「ディスククリーンアップ」と入力するか、ファイルエクスプローラを開いてクリーンアップしたいドライブを右クリックし、表示されたポップアップメニューの中からプロパティを選択して、ディスククリーンアップのボタンをクリックする。
クリーンアップの作業に本腰を入れるのなら、「システムファイルのクリーンアップ」をクリックする。これで、ディスククリーンアップで削除可能な項目を示すチェックボックスに、システムファイルが含まれるようになる。
サードパーティーの無料ファイルクリーンアップツールには、Piriformの「CCleaner」とJosh Cell Softwaresの「UnCleaner」の2つが挙げられる。CCleanerは優れた汎用(はんよう)クリーンアップツールだが、Webブラウザ用ツールバーを省いた軽量版の「Slim」であることを確認して入手することをお勧めする。一方のUnCleanerは、主にWindowsのOS本体やアプリケーションのキャッシュ(一時ファイル)の発見と削除を得意とする。ディスククリーンアップ、またはCCleanerとUnCleanerのいずれかを使って定期的にWindows 10のディスク容量を確保するのが望ましい。
古くなったデバイスドライバの削除
Windowsは時間がたつにつれ、古くなったデバイスドライバを大量に蓄積していく。まだ一度もクリーンアップしたことのないシステムでは、「%Windir%\System32\DriverStore」のフォルダから古いドライバを削除するだけで、4~5Gバイトのディスク容量が解放できる。無料オープンソースユーティリティーの「DriverStore Explorer」を使えば、不要なドライバを発見、削除する作業を効率化できる。
DriverStore Explorerは、デフォルトの状態では使用中のドライバを削除できない。最初のクリーンアップの際は、画面上部にある「Driver Class」をクリックすると、DriverStore Explorerは個々のドライバを全て一度に削除しようと試みる。この際、使われていないドライバを削除して、使用中のドライバは残しておいてくれる。これで大量のドライバがあったとしても手早く作業できる。
コンポーネントストアのクリーンアップ
「Windowsコンポーネントストア」はWindowsのファイル構造に浸透しているファイルとファイルリンクの膨大なディレクトリで、「WinSXS」(%Windir%\WinSXS)という名称のフォルダがその実態だ。Windowsコンポーネントストアは常にクリーンアップできる余地があるものの、直接クリーンアップを試みることができたり、試みるべきだったりするものは何もない。
そこで「Windows Deployment Image Servicing and Management」(DISM)というユーティリティーを利用する。DISMは本来、WindowsのOSイメージファイルを管理するためのユーティリティーだ。DISMをクリーンアップに役立てるには、管理者権限で実行しなければならない。WindowsキーとXを同時押しして表示されるポップアップメニューから「コマンドプロンプト」(管理者)を選択する。するとコマンド文字列の画面が表示され、自分が使いたい構文の説明が出る。「/online」オプションを指定すると、DISMに対してOSイメージではなく、その時点で実行しているWindowsを対象に動作するよう指示できる。「/Cleanup-image」を指定すれば、クリーンアップを実行できる。
「/StartComponentCleanup」のオプションを指定すると、保持することを選んだWinSXSフォルダ内のコンポーネントを圧縮し、古くなったり使わなくなったりしたコンポーネントを削除する。「And /Resetbase」を指定するとWindowsコンポーネントストアを圧縮できるが、システム更新機能の「Windows Update」経由で導入した最近の更新項目を元に戻すことができなくなる。このオプションを含めるのは、結果について心構えができている場合のみとしなければならない。または代替として利用できるバックアップイメージを用意する必要がある。
クリーンアップのプロセスには、ある程度手作業ですべきことがあるのを忘れてはいけない。「ドキュメント」フォルダと「ダウンロード」フォルダを最低でも月に1回は参照し、使っていれば「ピクチャ」フォルダと「ミュージック」フォルダもチェックして、削除または移動できるものがあるかどうかを確認する。
Microsoftはシステムや起動ドライブを正常に機能させるために、常に少なくとも25%の空き容量を確保するよう推奨している。不要なものは常に少なく保ち、古い無用なものを消去すれば、雑多な状態が解消されるだけでなく、システムの満足度と健全性を高める助けになる。クリーンアップを習慣付ければ、生産性を保つ役に立ち、システムドライブの増設について考え始めるべきタイミングが分かるようになる。
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