アップグレードし損ねた人が顔色を失う「Windows 10」の驚くべき進化「Windows 10 Anniversary Edition」をレビュー

リリースから1年がたち、ようやく安定稼働までこぎつけた「Windows 10」。この1年でどのような変化があったのか。8月2日にリリースされた「Windows 10 Anniversary Edition」の内容とともにお伝えする。

2016年08月06日 07時00分 公開
[Ed HardyTechTarget]
現在「Windows 10 Home」にアップグレートするには1万9008円かかる(出典:日本マイクロソフト)《クリックで拡大》

 2015年7月にリリースされたとき、Windows 10は多くの可能性を秘めていた。だが、それと同時に幾つかの問題を抱えていた。本当に準備が整うまで待つのではなく、新年度を迎える学生がWindows 10を搭載した新しいコンピュータを手に入れられるように、リリースの時期は決定された。

 最も顕著な問題点の1つが「Microsoft Edge」だ。Microsoft EdgeはMicrosoftの歴史ある「Internet Explorer」に取って代わる新しいWebブラウザだが、当時はβ版とほぼ変わらない状態だった。幸い、Edgeは1年間で大幅に成長し、一般ユーザーとビジネスユーザーが期待するレベルの処理を行えるまでになった。だが、だからといって競合するGoogleの「Google Chrome」にユーザーが流れるのを食い止められるわけではない。

 さらに、リリース時のWindows 10は明らかにバグの多いOSだった。Windowsほど巨大で複雑な製品であれば、多少のバグは付き物だろう。だが現在では、Windows 10は非常に安定しており、標準的なユーザーが毎日使用するのに十分なレベルに達している。

さらなる高みを目指すWindows 10

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ITmedia マーケティング新着記事

news132.jpg

ハロウィーンの口コミ数はエイプリルフールやバレンタインを超える マーケ視点で押さえておくべきことは?
ホットリンクは、SNSの投稿データから、ハロウィーンに関する口コミを調査した。

news103.jpg

なぜ料理の失敗写真がパッケージに? クノールが展開する「ジレニアル世代」向けキャンペーンの真意
調味料ブランドのKnorr(クノール)は季節限定のホリデーマーケティングキャンペーン「#E...

news160.jpg

業界トップランナーが語る「イベントDX」 リアルもオンラインも、もっと変われる
コロナ禍を経て、イベントの在り方は大きく変わった。データを駆使してイベントの体験価...