リリースから1年がたち、ようやく安定稼働までこぎつけた「Windows 10」。この1年でどのような変化があったのか。8月2日にリリースされた「Windows 10 Anniversary Edition」の内容とともにお伝えする。
2015年7月にリリースされたとき、Windows 10は多くの可能性を秘めていた。だが、それと同時に幾つかの問題を抱えていた。本当に準備が整うまで待つのではなく、新年度を迎える学生がWindows 10を搭載した新しいコンピュータを手に入れられるように、リリースの時期は決定された。
最も顕著な問題点の1つが「Microsoft Edge」だ。Microsoft EdgeはMicrosoftの歴史ある「Internet Explorer」に取って代わる新しいWebブラウザだが、当時はβ版とほぼ変わらない状態だった。幸い、Edgeは1年間で大幅に成長し、一般ユーザーとビジネスユーザーが期待するレベルの処理を行えるまでになった。だが、だからといって競合するGoogleの「Google Chrome」にユーザーが流れるのを食い止められるわけではない。
さらに、リリース時のWindows 10は明らかにバグの多いOSだった。Windowsほど巨大で複雑な製品であれば、多少のバグは付き物だろう。だが現在では、Windows 10は非常に安定しており、標準的なユーザーが毎日使用するのに十分なレベルに達している。
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