音声アシスタント機能付きスピーカー「Amazon Echo」に採用された音声インタフェース「Amazon Alexa」は、セキュリティおよび管理上の制限が企業に利用拡大のネックになっているものの、将来は明るそうだ。
Amazon.comの音声ユーザーインタフェース「Alexa」は、IoT(モノのインターネット)デバイスのさまざまな新しいユースケースの実現を可能にする。企業はAlexaの機能をAmazon Web Services(AWS)インフラと組み合わせ、スピーカーやインターホン、冷蔵庫といったデバイスの音声機能を簡単に開発できる。また、Alexaは消費者に、自宅やオフィスの照明、温度、セキュリティをコントロールするオプションを提供する。だが、Alexaの機能は、セキュリティ、管理、アプリケーション配信に関しては限られている。このことは、企業におけるAlexaの広範な導入や実装の妨げになっている。
それでも、一部のアーリーアダプターは、IoTタグを使って会議室管理、研究設備の操作制御、医療ワークフローの改善といった形でAlexaの概念実証を行っている。長期的には、音声ユーザーインタフェースの柔軟性のおかげで、多種多様なエンタープライズユースケースが生まれそうだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年4月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...
Cookieを超える「マルチリターゲティング」 広告効果に及ぼす影響は?
Cookieレスの課題解決の鍵となる「マルチリターゲティング」を題材に、AI技術によるROI向...
「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2025年4月)
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。