クラウドを利用するにも、プロビジョニングといった手間やコストが発生する。だが、システムが自動でそれを実行できるとしたら、手間が大幅に下がる。ではどのように自動化すればいいのだろう。
Amazon Web Servicesの「Amazon Web Services」(AWS)やMicrosoftの「Microsoft Azure」といったクラウドサービスには各種のメリットがあるが、こうしたサービスは依然としてオーバーヘッドを伴う。仮想サーバであれ、オブジェクトストレージバケットであれ、SQLデータベースであれ、使用する前にまずリソースを最適に提供する「プロビジョニング」をする必要がある。こうした必須とみられる要件が、クラウドを利用するためのコストや時間、手間を確実に増大させる。
だがシステムが自動的にサービスをプロビジョニングし、別のアプリケーションからの通信といった各種のイベントに反応してジョブを実行できるとしたらどうだろう。これが「サーバレスアプリケーション」の背後にある考え方だ。サーバレスアプリケーションは「クラウドファンクション」とも呼ばれる。本稿では、2つのサーバレスコンピュ―ティングサービスであるAmazon Web Servicesの「AWS Lambda」とMicrosoftの「Azure Functions」について比較しながら確認する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
2025年のマーケターが「生成AIでテレビCMを作る」よりも優先すべきことは?
AIが生成した広告に対する反発が続いた1年を経て、マーケターはパフォーマンス重視で非難...
CMOはなぜ短命? なぜ軽視される? いま向き合うべき3つの厳しい現実
プロダクト分析ツールを提供するAmplitudeのCMOが、2025年のマーケティングリーダーに課...
トラフィック1300%増、生成AIがEコマースを変える
アドビは、2024年のホリデーシーズンのオンラインショッピングデータを公開した。