「またパスワード変更?」、IoTでも“セキュリティ疲れ”が深刻化する理由過剰な警告にかえって危機感がマヒ

モノのインターネット(IoT)が浸透する中、セキュリティ強化を叫ぶ声はますます大きくなっている。しかし、やるべきことが多過ぎてユーザーはかえってセキュリティアップデートに無頓着になっている。

2017年01月30日 12時00分 公開
[Mike MilnerTechTarget]
総務省と経済産業省が公開した「IoTセキュリティガイドラインver1.0」ではIoT機器メーカーやサービスプロバイダー向けに5つの指針を示している《クリックで拡大》

 私たちの日常ではデジタルシフトが進んでいる。その結果、「定期的にパスワードを変更して同じものは使用しない」「オンラインアカウントでは確認の段階を複数踏むようにする」など、インターネットのプロファイルを遅れることなく定期的に保護するためのメッセージを数多く目にするようになっている。しかし、定期的にリマインダーが表示され、毎日のように新しいハッキングや侵害が報告される中、多くの人はオンラインセキュリティを最新に保つことにかえって無頓着になってしまっている。そして、セキュリティを積極的に確保するのではなく、問題が起こってから対処しようと考えている。いうなれば“セキュリティ疲れ”だ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ITmedia マーケティング新着記事

news083.jpg

FacebookやXなど主要SNSで進む「外部リンク制限」の実態 唯一の例外は?
ソーシャルメディアはかつてWebサイトへの重要な流入経路であった。しかし、最近は各プラ...

news079.jpg

生成AIとAR/VRで失った個性を取り戻す――2025年のSNS大予測(Instagram編)
万能だが特徴のはっきりしない「何でも屋」と化したInstagram。2025年の進化の方向性を予...

news128.jpg

「AIネイティブ世代」の誕生 10代のAI活用度合いは?
博報堂DYホールディングスのHuman-Centered AI Instituteは、AIに対する現状の生活者意識...