「iPad mini」1万5000台を客室乗務員に配布、航空会社は大規模導入をどう実現したか「Apple Storeでは不可能だった」と担当者(1/2 ページ)

米国内の10拠点で働く客室乗務員に「iPad mini」を配備したSouthwest Airlines。1万5000台という大量のiPad miniをどのように導入したのか。

2017年02月14日 08時00分 公開
[Colin SteeleTechTarget]

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画像 航空会社の間で広がるタブレット活用

 米国の客室乗務員(以下、CA)は、応急処置の要点や最新の安全要綱などの重要な情報が記載されたフライトマニュアルを携帯する必要がある。その内容は定期的に変更されるものの、紙媒体のマニュアルでは改訂や更新が容易でない。

 格安航空会社(LCC)大手のSouthwest Airlines(サウスウエスト航空)の戦略的運航計画部門でシニアマネジャーを務めるロン・フリーア氏は、「マニュアルは隔週で変更していた。これは面倒で、決してスマートとはいえない作業だった」と振り返る。

「iPad mini」でマニュアルをデジタル化

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