脱SAS&SATAへ、フラッシュ業界期待の通信規格「NVMe」の魅力と普及の壁製品選定前に読んでおきたい基礎技術 NVMe編(2/2 ページ)

2017年07月24日 05時00分 公開
[國分 学伊藤忠テクノソリューションズ]
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3.ストレージのこれから

 今後NVMeの採用が進むことが見込まれるが、ストレージ側の対応は各ベンダーで進められているものの、HBAの方はなかなかめどが立たない。そんな中、筆者が注目しているもう1つのテクノロジーがある。

 サーバ/ストレージ間の通信をNVMeで実現するためには、HBAの開発が必須であるが、それと合わせてNVMeでデータをやりとりするためのネットワークが必要になる。サーバ内蔵ドライブのように、サーバ/ストレージ間を1対1で接続するのであればよいが、現在のSANやNASのように複数台のサーバからストレージへの接続が必要な場合、そのネットワークを確立する必要がある。仮にこのようなネットワークが確立できたとしても、新しいストレージ用ネットワークを再構築する必要があり、採用の抑止力になってしまう可能性が残る。

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