価格低下が進むSSD、「HDDに比べて速度3倍で同一価格」の衝撃オブジェクトストレージ用途でもHDDを駆逐(1/2 ページ)

オブジェクトストレージでは、場所を取って動作も遅いが安価なHDDを利用してきた。だが、価格低下が著しいSSDは、オブジェクトストレージでもHDDを駆逐しようとしている。

2016年08月22日 07時00分 公開
[Marc StaimerTechTarget]
性能より価格を最優先してきたオブジェクトストレージだが、SSDの低価格化と大容量化で状況が変わりつつある

 オブジェクトストレージは、ニアラインストレージ、クラウドストレージ、Hadoopストレージ、さらにはNoSQLデータベースで一般的になってきた。その主なストレージデバイスはSSDではなく、サイズの大きい7200rpmの3.5インチHDDだ。オブジェクトストレージは主にセカンダリーストレージとして使用するため、パフォーマンスではなくスケーラビリティ、信頼性、耐久性を低コストで提供するのが販売戦略で主要な要素になるからだ。

 とはいうものの、オブジェクトストレージが、現在と比べて100倍のパフォーマンスを発揮し、耐久性は現状維持、または強化して、スケーラビリティは高く、価格が今と同じかさらに安くなるとしたらどうだろう。

 読み取り処理用に最適化したSSDフラッシュストレージとHDDに関する公開済みのロードマップによると、2016年末には、まさに今述べた状況が現実のものになるという。

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