フラッシュデバイスの動作を理解する上で必須となる「ガベージコレクション」と「ウェアレベリング」について解説する。
第1回「初めてのフラッシュデバイス、HDDとの違いは?」では、ストレージ市場予測からフラッシュデバイスの拡大が見込まれること、従来のプライマリーストレージアレイ(頻繁にアクセスするデータを格納したストレージアレイ)の記憶装置として採用されていたHDDとフラッシュデバイスの違いについて紹介した。第2回の今回は、フラッシュデバイスの特徴的な動作を紹介し、よく耳にする疑問点について技術的な観点で解説する。
まずはフラッシュデバイスを解説する上で必須となる、特徴的な2つの動作について紹介する。1つ目は「ガベージコレクション」だ。皆さんも「フラッシュデバイスは直接的な上書きができない」と耳にしたことがないだろうか。HDDはデータを書き込んだ領域に別のデータを直接上書き可能だが、フラッシュデバイスはデータを格納している部分に直接上書きしてデータを格納することができない。そのため定常的にデータを書き込むためには、データの格納されていない新しい領域にデータを書き込むか、データを削除して書き込みできる領域を確保する必要がある。だが書き込みの単位と削除の単位が異なるため、少々複雑な動作が発生する。以下の図1は、フラッシュデバイスのデータ更新時の処理イメージだ。
用語説明、書き込みフローの順で説明する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...
「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。