大手含む12のIaaSベンダーを比較、その長所と短所はクラウドのニッチな市場にも光あり(3/4 ページ)

2018年02月06日 05時00分 公開
[Jim O'ReillyTechTarget]

Oracle

 Oracleは、データベースサービスプロバイダーとして最も注目に値する。Oracleはこの5年間で堅実なパフォーマンスと機能を獲得している。こうした要素があれば、クラウドを利用することで、構造化データベース市場での優位性を確固たるものにすることも可能だろう。

 だがOracleはIBMと同様、第2波のIaaSベンダーだ。データベースに重点を置いたクラウド環境を提供し、IaaSを提供している。Oracleはハードウェア事業を縮小する動きが見えるため、同社の展開ではDBaaS(Database as a Service)が終着点になる可能性が高そうだ。Oracleベースのアプリケーションで構築したエコシステムを、同社のクラウド基盤に組み込んでいる点も理にかなっている。

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