パブリッククラウドには、新たなパラダイムが存在している。このパラダイムは、Infrastructure as a Service(IaaS)、Platform as a Service(PaaS)、Software as a Service(SaaS)の中で最良のものを組み合わせ、ベンダーとユーザーの両方にとってクラウドのビジネスケースの質を高めることを目的としている。この新たなパラダイムは、Webサービス(特にイベント駆動アプリケーション)を中心に展開し、今後のパブリッククラウド市場を形成することが予想される。
IaaSはオンデマンドで仮想マシンを提供する。つまり、ユーザーが実行するアプリケーションに関係なく、基本的に誰にでもIaaSを販売できる。しかし、ユーザーの観点では、IaaSの影響があるのはサーバのコストだけで、企業は依然として自社でソフトウェアのプラットフォームとアプリケーションを保持しなくてはならない点は同じだ。つまりIaaSでは、ITの運用コストを大幅に削減することはできない。これは、最近まで、価格以外でIaaSプロバイダーが競争できる側面がなかったことも意味している。
Amazon Web Services(Amazon)、Microsoft、Googleは、IaaSに機能を追加することで、ユーザーがパブリッククラウド特有の機能を使用するアプリケーションの作成をサポートしたり、他社との差別化を図ったりできることを認識している。これらの機能は、クラウドでホストされている機能のAPIで、プラットフォームサービスまたはWebサービスと呼ばれることもある。これらのAPIは、特にクラウド向けに作成された複雑なアプリケーションの開発と導入を簡略化する。これらのWebサービスは、PaaSのようにソフトウェア自体に書き込まれるが、ほとんどのPaaSと違って、特定のOSやミドルウェアに縛られることはない。ほぼ完全にアプリケーションとして機能するものもあり、SaaSの機能と近似している。
メディア総接触時間、「携帯電話/スマートフォン」が「テレビ」を上回り首位に
博報堂DYメディアパートナーズによる、生活者のメディア接触の現状を捉える年次調査の結...
「運用型クリエイティブ」とは何か?
マーケティング施策としてのクリエイティブ改善に取り組むべき理由とは何か。クリエイテ...
「コロナ禍が収束しても現在の生活を維持したい」 前年比5.2ポイント増加し61.5%に――博報堂調査
コロナ禍も約2年が経過し、マスク生活やテレワークなど新しい暮らしや仕事のスタイルがす...