Windows 10 PCに社内UWPアプリを導入 サイドロードとは?社内専用アプリ利用時に使いたいテクニック

開発中のアプリや社外秘作業を伴うアプリなどを使いたい時、「Microsoft Store」を使わずに、基幹業務(LOB)アプリをWindows 10搭載PCにサイドロードする方法がある。幾つかのやり方があるが、注意も必要だ。

2019年02月20日 05時00分 公開
[Robert SheldonTechTarget]
画像

 Microsoft提供のアプリストア「Microsoft Store」を介さずに、社内の「Windows 10」PCにアプリをサイドローディング(専用アプリストア以外からアプリをインストールすること)できる。ただし、幾つか制約事項がある。

 企業のPCで使用するWindows 10アプリの多くは「ユニバーサルWindowsプラットフォーム」(UWP)対応アプリであり、Microsoft Storeから入手できる。企業が自社で使用するUWP対応の基幹業務(LOB)アプリも、Microsoft Storeに登録してそこから社内外に配布できる。

 しかし、社内専用で使いたいLOBアプリもある。例えば、まだ開発中のアプリや社外秘の作業を伴うアプリは社外に公開したくないだろう。Microsoft Storeに登録するメリットがないために、登録の手間を避けたい場合もある。

 そのような場合は、社内の管理対象Windows 10デスクトップにLOBアプリをサイドロードするという手段がある。これを実行するには「PowerShell」や「展開イメージのサービスと管理」(DISM)を使用する。DISMは複数のデスクトップに展開するWindowsイメージを展開前にマウントおよび操作するためのコマンドラインツールだ。

Windows 10にアプリをサイドロードするには

 サイドローディングできるのはUWPアプリパッケージのみであり、それ以外のWindowsアプリはサイドローディングできない。サイドローディングアプリにはMicrosoft Storeの署名や認定をしないため、Microsoft Storeからダウンロードすることはできない。サイドロードするアプリごとに電子署名をする必要があり、Windowsデスクトップはその署名証明書を信頼しなければならない。

ITmedia マーケティング新着記事

news193.jpg

IASがブランドセーフティーの計測を拡張 誤報に関するレポートを追加
IASは、ブランドセーフティーと適合性の計測ソリューションを拡張し、誤報とともに広告が...

news047.png

【Googleが公式見解を発表】中古ドメインを絶対に使ってはいけない理由とは?
Googleが中古ドメインの不正利用を禁止を公式に発表しました。その理由や今後の対応につ...

news115.jpg

「TikTok禁止法案」に米大統領が署名 気になるこれからにまつわる5つの疑問
米連邦上院が、安全保障上の理由からTikTokの米国事業の売却を要求する法案を可決し、バ...