「Windows 10 S」が「S Mode」に変わるかもしれない その理由は?Windowsコラム

特に教育分野で注目された「Windows 10 S」だが「S Mode」としてその提供形式を変えるという。MicrosoftがS Modeで実現しようとすることは何だろうか?

2018年02月17日 05時00分 公開
[Ed TittelTechTarget]

関連キーワード

Windows 10 | OS | ITガバナンス | セキュリティ


画像 教育分野で注目されたWindows 10 S。今後は?

 2017年、Microsoftが「Windows 10 S」を発表した。その際、世間には疑問の声が湧き上がった。Windows 10 Sの「S」は恐らく「Microsoft Store」を意味する。このOSでは、Microsoft提供のアプリストアであるMicrosoft Storeのアプリのみ利用可能だ。これはWindows 10での安全性を高め、効率を上げることが目的だ。

 企業はWindows 10 SによってWindowsの機能制限や統制を強化できる。Windows 10 SはOEM製品(メーカーが他社ブランドの製品を製造したもの)限定でのリリースになる。つまり、このOSをプリインストール(工場出荷時にインストール)したPCでしか利用できない。ポール・サロット氏は自身のブログで、Windows 10 Sの今後の変化について解説記事を書いた。端的に言えば、Windows 10 Sは単独の製品ではなくなり、Windows 10のさまざまな製品に「S Mode」が用意されるという。

Windows 10にSモードが用意される本当の意味

 サロット氏は記事の中で「Windows 10一般消費者向けSKUの新しいロードマップ(Exclusive: New Windows 10 Consumer SKU Roadmap Revealed)」を示している。SKUとは製品の構成単位(Stock Keeping Unit)のことだ。SKUの全て、ハードウェアの必須要件がある。

ITmedia マーケティング新着記事

news193.jpg

IASがブランドセーフティーの計測を拡張 誤報に関するレポートを追加
IASは、ブランドセーフティーと適合性の計測ソリューションを拡張し、誤報とともに広告が...

news047.png

【Googleが公式見解を発表】中古ドメインを絶対に使ってはいけない理由とは?
Googleが中古ドメインの不正利用を禁止を公式に発表しました。その理由や今後の対応につ...

news115.jpg

「TikTok禁止法案」に米大統領が署名 気になるこれからにまつわる5つの疑問
米連邦上院が、安全保障上の理由からTikTokの米国事業の売却を要求する法案を可決し、バ...